家を建てるなら……誰もが一度は思い描く夢。実際にそんな夢を実現させた人たちは、平均5,000万円程度の大金を払っています。しかし「こうすれば良かったなあ」と後悔も多いようです。新築戸建てを実現した人たちに「家づくりの後悔」を聞いていくと、気を付けるべきポイントがみえてきました。
注文住宅購入者に聞く「家を建てて後悔したこと」ワースト5…平均「4,713万円」だが、8割が後悔の現実

世帯年収731万円・39歳で「注文住宅」を実現

多くの人がもつ「いつかはマイホーム」という大きな夢。そのなかでも「一軒家を建てたい!」と希望する人は多いようです。

 

国土交通省『令和4年度 住宅市場動向調査報告書』によると、比較検討した住まいのカタチで、最も多かったのが「注文住宅=戸建てを新築する」で72.9%、「分譲戸建て住宅」が26.5%、「分譲マンション」が11.9%、「中古戸建」が17.4%、「中古マンション」が5.9%でした。

 

最終的に注文住宅を選んだ人たちの「決め手」はなんだったのでしょうか。最も多いのが「メーカーへの信頼」。やはり人生で最も大きな買い物のひとつである、マイホーム。絶対に失敗は避けたいものです。そこで重要なのは「信頼感」でした。

 

また設備等に関しては、まずは「見た目」。そして昨今、関心が高まっている「省エネ」や「防災」に関しての項目が決め手になっているようです。

 

【注文住宅購入者に聞いた「その注文住宅にした決め手」】

信頼できる住宅メーカーだったから…54.7%

一戸建てだから…42.0%

新築住宅だから…40.9%

住宅のデザイン・広さ・設備等が良かったから…37.2%

住宅の立地環境が良かったから…32.7%

昔から住んでいる地域だったから…27.8%

親・子どもなどと同居した、または近くに住んでいたから…26.5%

価格が適切だから…19.5%

交通の利便性が良かったから…18.2%

災害発生リスクの低い地域だったから…17.9%

 

【設備等に関する選択理由】

住宅のデザインが気に入ったから…62.2%

高気密・高断熱住宅だから…60.2%

火災・地震・水害などへの安全性が高いから…50.6%

間取り・部屋数が適当だから…44.8%

住宅の広さが十分だから…35.9%

台所の設備・広さが十分だから…29.3%

浴室の設備・広さが十分だから…23.9%

 

そんな注文住宅。購入者(一次取得者/世帯主)の平均年齢は39.8歳で、世帯年収は平均731万円。購入総額(土地+建物)は平均4,713.0万円でした。