(写真はイメージです/PIXTA)

令和5年11月、国税庁より公開された「令和4事務年度 所得税及び消費税調査等の状況」とともに、令和4事務年度に発覚した申告漏れについてみていきます。

「焼肉」「バー」がランクイン…「キャバクラ」は?

■令和3事務年度 事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得⾦額が⾼額な上位10業種

1位 経営コンサルタント…1件当たりの申告漏れ金額2,266万円・追徴課税611万円

2位 システムエンジニア…1件当たりの申告漏れ金額2,150万円・追徴課税519万円

3位 ブリーダー…1件当たりの申告漏れ金額2,136万円・追徴課税518万円

4位 商工業デザイナー…1件当たりの申告漏れ金額1,752万円・追徴課税410万円

5位 不動産代理仲介…1件当たりの申告漏れ金額1,656万円・追徴課税453万円

6位 外構工事…1件当たりの申告漏れ金額1,517万円・追徴課税254万円

7位 型枠工事…1件当たりの申告漏れ金額1,507万円・追徴課税239万円

8位 機械部品受託加工…1件当たりの申告漏れ金額1,507万円・追徴課税319万円

9位 一般貨物自動車運送…1件当たりの申告漏れ金額1,493万円・追徴課税195万円

10位 司法書士、行政書士…1件当たりの申告漏れ金額1,440万円・追徴課税358万円

出所:令和3事務年度 所得税及び消費税調査等の状況

 

2年連続で1位となった経営コンサルタントは数年間常連となっていますが、特に4位以降はガラッと変化を見せました。焼肉、バーなど飲食店が新しくランクインしています。

 

また令和2事務年度まではキャバクラなどいわゆる水商売が常にトップ5となっていましたが、2年連続で外れる結果に。今年はホストが「頂き女子りりちゃん」の逮捕などで注目を浴びたこともあり、令和5事務年度の状況はまた変わってきそうです。

 

自発的に適正な納税を行っている納税者との公平性を保つためにも、厳正な調査の実施が求められています。

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