手元資金がいくらあれば投資できるのか?
株を購入したい! と思ったとき、最初に知りたいのが一体いくらで買えるのか? いわゆる最低投資額です。気になる会社名プラス最低投資額で検索すると、手元資金がいくらあれば投資できるのかわかります。
高配当の株でお小遣い稼ぎも可能!
配当のある株を保有すれば、配当金でお小遣いを稼ぐことができます(1株あたりの配当はあくまでも予想で、業績によっては無配になることがあります)。配当は貯金の利息同様に約20%の税金が源泉徴収されます。
たとえば、商船三井の株式を100株取得している場合、予想どおり1株配当が500円であれば20%課税後の4万円が指定口座に振り込まれる計算です。しかし、これはあくまでも現状維持だった場合の話。急な値下がりや無配になる可能性があるところが株式の怖いところです。
大暴落のリスクは付きもの…「余裕資金」を投資に回すのが鉄則!
バブル絶頂期からの崩壊とリーマンショック、この35年で二度の大暴落がありました。そこから学んだことは「余裕資金」で投資することの重要性です。
かつて銀行並みに安全で配当もある、手堅い投資先としてオススメされていた電力株も、東日本大震災をきっかけに突如大暴落しました。電力株が10分の1に値下がりすることは誰が予想できたでしょうか。株価はいまだに低迷が続いています。もし、「電力株は安全」と信じて教育資金や住宅資金を投資に回していたら……そのダメージは計り知れません。
株式投資は「余裕資金」を回すことが鉄則です。株価が暴落しても売らずに保有し続けていれば、もしかすると今後10年、20年で少しずつ株価が回復するかもしれません。また、思い切って損切りして別の株式に乗り換えることも可能です。
いずれにせよ、使い道の決まっているお金を株式投資に回さないこと。これさえ守れば楽しみながら投資することが可能です。
余裕資金を投資することが株を楽しむ秘訣
いとう あこ
お金と暮らしのコンサルタント
ママのための金融リテラシー講座主催
※本記事は『今あるお金で幸せに暮らすお金の回し方』(ごきげんビジネス出版)一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。
【関連記事】
■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】
■恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
■47都道府県「NHK受信料不払いランキング」東京・大阪・沖縄がワーストを爆走