少額から始める投資信託のキホン
少額でスタートできる投資信託は、ざっくりした判断ではじめられる気軽さが魅力です。株式市場が魚屋だとすると、鯛やイワシなどの魚を1匹丸ごと買うのが株式投資、切り身や刺身の盛り合わせパックを買うのが投資信託のイメージです。
魚を丸ごと買って調理するのは大変ですが、切り身や刺身の盛り合わせは手間要らずで、初心者にとってもハードルが低いですよね。
切身になっている分、多少のコスト(購入時手数料・信託報酬など)がかかりますが、証券会社によっては購入時手数料がゼロの会社もあります。どの証券会社と取引するのか各社のウェブサイトをチェックし、まずは口座開設からはじめましょう。
はじめの一歩を踏み出すことの重要性
「投資信託はどうやら手軽にはじめられるらしい」と、わかっているのに、なかなかはじめられないケースがあります。「はじめの一歩」がはじめられない、これって株式投資だけの話ではありません。
たとえば、勉強をはじめようと思ったときに、ぐずぐずと先延ばししてしまった経験はありませんか? 投資のスタートもそれとよく似ています。はじめの一歩はいちばんエネルギーを使うため、どうしても及び腰になってしまいがち。
今日投資しよう、明日、明後日……と先延ばししているうちに株価が上がり、仕方がないから値下がりしてからにしよう、なーんていう心構えでは、投資を一生はじめられません。決めたら必ずその日のうちに手続きを完了する! くらいの勢いで、今すぐ検討をはじめましょう。
証券会社の選び方
かつて株式取引は、証券会社の店頭に出向くことが主流でしたが、近年ではネット証券も手軽に利用できて便利です。
メインバンクとの送金手数料が無料であることはもちろんのこと、ポイント投資やポイントアップのメリットがある金融機関を選択すると、プラスアルファの楽しみができるのでオススメです。
パソコンやスマホからの取引になるため、画面の見やすさや使いやすさ、投資初心者でも迷わずに使えるかどうか、各社の画面で比較することも大切です。
購入前に必ず確認…よくある「うっかりミス」とは?
NISAは投資の売却益や配当に対してかかる20%の税金がかからなくなる制度で、ひとりにつき1つの金融機関のみ開設可能です。一度決めた取引先を変更するには手間がかかるため、金融機関選びには注意が必要です。
また、購入後にNISAの申請ができないため、投資信託購入のステップとしては、証券会社口座開設→NISA開設→銘柄選定、となります。値下がりしてきた!値上がりしそう!と慌てて買い注文を出してしまい、うっかりNISAの利用を忘れていた、というミスはよくある話です。
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