(※写真はイメージです/PIXTA)

大腸内視鏡(大腸カメラ)と胃カメラを専門とする医師・桐山真典氏の著書『名医が教える胃腸の守り方』より一部を抜粋・再編集した本連載。ここでは「胃腸力」について見ていきます。

自分の「胃腸力」を知る…症状チェックリスト

健康の要である「胃腸力」を知ることが大切です。胃腸力の低さを自覚していれば日々の食事を見直す、人間ドックや検査などを受ける、病気が見つかれば早めに治療を受けるなど必要な対策がとれるからです。

 

胃腸力が高ければ、安心してアクティブに過ごせます。そこで次の胃腸症状とその症状の原因となり得る生活習慣のなかから、該当する数によって胃腸力をチェックしてみましょう。

 

●症状チェック

 

□胃がもたれる

 

□胃が痛む

 

□胸やけがする

 

□おなかが痛い

 

□よく下痢をする

 

□便秘になりやすい

 

□便秘と下痢を繰り返す

 

□食欲がない

 

□空腹感はあるのにたくさん食べられない

 

□おなかがゴロゴロする

 

□げっぷが出る

 

0~2個…… 胃腸力あり。

 

3~5個…… 胃腸力に少々問題あり。胃腸力が低下し始めている。

 

6~10個…… 胃腸力はかなり低い。生活を見直しましょう。症状が続くときは診察を受けましょう。

 

症状チェックが多く当てはまった人は、後述する「胃腸の不調の症状」で自分に当てはまる症状を探してみてください。症状が強ければ病気につながることもあります。また、検査を受けるきっかけにもなります。

 

●生活習慣チェック

 

□寝る2時間前に食事をすることが多い

 

□朝食を抜くことが多い

 

□お手洗いを我慢することが多い

 

□少食

 

□食事の時間がバラバラ

 

□長時間お手洗いに行けないことがある

 

□辛いものが好き

 

□暴飲暴食をしてしまうことがある

 

□アルコール類、カフェイン類を毎日摂っている

 

□ストレスを強く感じる

 

0~2個…… 胃腸力の管理は大丈夫。これからも良好な胃腸力を維持しましょう。

 

3~5個…… 胃腸管理にやや不安あり。規則正しい食生活をまず心がけましょう。

 

6~10個…… 胃腸管理に問題あり。今のままではいずれ胃腸の病気から全身の不調につながります。できることから生活を見直しましょう。

 

 

*****

桐山 真典

 

1999年、岐阜大学医学部を卒業後、春日井市民病院外科に入職。

独立行政法人労働者健康福祉機構旭労災病院外科、名古屋大学医学部附属病院第一外科、国立がん研究センター中央病院、群馬中央総合病院(現 JCHO群馬中央病院)を経て、2016年に桐山クリニック開院。

桐山クリニックでは、大腸内視鏡(大腸カメラ)と胃カメラを専門とする。

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