\医学部受験生を持つお母様、お父様必見!/
医学部受験のプロが登壇!
医学部受験対策WEBセミナー
メンタル面のノウハウから、学力を伸ばす最新テクニックまで全公開!
「わかる」と「できる」は違う
まず確認したいのは、「勉強への取り組み方」が間違っていないかどうかです。
成績が伸び悩み、苦悩している受験生の典型的な例に「わかるのにできない」というパターンがあります。
授業を受け、参考書を読めば「わかる」のに、テストでは間違える。そして、その部分を見直して「本当はわかっていたのに」と、あたかもケアレスミスであるかのように思い込む。この繰り返しのせいで、「勉強はしているのに、ちっとも成績が上がらない」という状態が定着してしまうのです。
原因は、「わかる」と「できる」の違いを理解できていないことにあります。
教科書や参考書を読んで、その意味を理解できる状態が「わかる」。そして、理解した内容をテストで問われたとき、正しく論理的に解答をつくれる状態が「できる」です。この差に気づいていない生徒は多くいます。
成績向上に必要なのは、「できる」量を増やすこと
いくらたくさん授業を受け、参考書を読んで「わかる」量が増えたとしても、「できる」量が増えていかなければ、テストの点数は上がらず、成績は伸びません。つまり、伸び悩んでいる受験生に効果的なのは、「わかる」経験を増やすために多くの授業を受けることではなく、テストを繰り返し行い、「何ができて」「何ができないのか」を正確かつ徹底的に明らかにしていくことなのです。
子どもの成績が上がらない場合、この違いに気づいているかどうか、注視してみる必要があるかもしれません。
予備校を選ぶ際は、カリキュラムをチェックし、「できるようになること」に十分力を注いでいるか、目を配るようにしましょう。つい授業メニューの豊富さに目を奪われてしまいがちですが、その内容が身に付いていなければ、受験では何の役にも立ちません。
例えば筆者の予備校では、「できる」ようになるために以下を実施しています。
①1週間ごとに学習計画を立てる
②取り組んだ内容を確認
③2週間後に「学習した全範囲」を復習テスト。5週間経ったら、6週目にそれまでの5週分を再度テストする
④テストの形式は途中過程が見える「記述型」がよい
⑤テストでは、授業を教える先生が直接採点・アドバイスする
⑥前期で高校の範囲を一巡し、後期は入試問題に取り組む
カリキュラムをチェックする際の参考になれば幸いです。
「正しい勉強方法」がわかれば逆転合格も夢じゃない
こうして「勉強への取り組み方」を理解したあとは、わからないことがあれば教科書まで戻って確認し、その理解を問う復習テストを行います。予備校や学校で学んだ問題と同じ内容でテストをし、基礎から応用まで一つ一つ、体に叩き込んでいきます。
できない箇所を洗い出すために、細かく頻繁に、チェックを繰り返すこと。これを執拗ともいえるぐらい行って、得点できる領域を少しずつ広げていけば、子どもの成績は確実に上がっていきます。
実際この方式により、半年で偏差値が20上がる、前年は10校全滅だった受験生が次の年には志望校に合格する、といった逆転が毎年のように起きています。
亀井 孝祥
医学部受験専門予備校メディカ 代表、数学講師
愛知・東海高校から東京理科大学へ。塾講師を経て医学部受験予備校YMSにて数学科主任、教学部長など9年務めたあと、姉妹校設立のため独立。姉妹校提携解消後、医学部受験専門予備校メディカを設立。現在に至る。
\医学部受験生を持つお母様、お父様必見!/
医学部受験のプロが登壇!
医学部受験対策WEBセミナー
メンタル面のノウハウから、学力を伸ばす最新テクニックまで全公開!