2023年末で廃止になる、未成年を対象とした少額投資非課税制度「ジュニアNISA」。いまからでも始めたほうがよいのでしょうか。ジュニアNISAのメリット・デメリットや教育資金の準備について、ファイナンシャルプランナーのさがのさんにお話を伺いました。
2023年12月末に廃止!「ジュニアNISA」それでも今から始めるべき理由【FPの解説】 ※画像はイメージです/PIXTA

おすすめの証券会社は?

NISAの口座は、銀行や証券会社で作ることができますが、ネットで24時間手続きが可能で商品の品ぞろえも多く、また手数料も安いネット証券で作るのがよいでしょう。

 

とくにおすすめなのが、SBI証券や楽天証券、マネックス証券で、なかでもSBI証券はいま一番勢いがあります。普段から楽天カードを使用していて楽天でよく買い物をするのであれば、ポイント制度が充実している楽天証券もおすすめです。

 

いろいろなパターンを想定して教育資金準備を

ジュニアNISAは今年で終了してしまいますが、最初に制度が定められたときに比べると、かなり使い勝手がよくなっています。お子さんの年齢に応じた運用年数や、ご家庭の余裕資金によっては、ぜひ使っていただきたい制度です。

 

昔に比べて学費も上がっており、進学先が私立か国立か、自宅生なのか下宿生なのかなど、お子さんの進路によって必要となる教育費は変わってきます。

 

いま国の政策は子育て関係を充実させようという方向にあるので、そういった動きも見ながら、お子さんに必要な教育費を貯めていただければと思います。

 

【話を伺ったのは】

sagano/ファイナンシャルプランナー1級、CFP(R)

夫の保険が解約されそうになったことをきっかけにお金の勉強を始める。会社員とファイナンシャルプランナーの2足のわらじで、教育費や老後資金など人生に必要なお金の知識をわかりやすく発信。大学生と専門学校生の二人の息子の母。