「興味がなければどんどんやめていい」アジア貧困地域で“25年以上無償医療を提供”してきた医師が語った、心に響く提言【NHK人気番組より】

「興味がなければどんどんやめていい」アジア貧困地域で“25年以上無償医療を提供”してきた医師が語った、心に響く提言【NHK人気番組より】
(※写真はイメージです/PIXTA)

ミャンマーを筆頭に、医療が行き届いていないアジアの貧困地域で、25年以上にわたり無償の医療支援を行ってきた「途上国での小児医療のパイオニア」である吉岡秀人氏。国内外含め大規模自然災害が発生した際の医療支援活動にも着手し、多くの壮絶な現場も目撃してきた。そんな同氏の著作『最後の講義 完全版 吉岡秀人 人のために生きることは自分のために生きること』(主婦の友社)より、NHKで放送された人気番組『最後の講義 吉岡秀人』の、当日現場で聴講した学生たちとの質疑応答のやりとり部分を一部抜粋し、解説する。

「才能」は分かりやすいものだけじゃない

でも、僕はついぞ聞く機会がなかったんです。僕があなたたちくらいの年齢の時に、今日、僕が話しているような話聞きたかったなって、自分で思うんです。でも、僕、聞くチャンスなかったんですよ。

 

それはなぜか、って考えてみたんですよ。そしたら、「ああ、それが才能なんだな」と思ったんです。そういう機会に恵まれる才能って、やっぱりあって。少なくとも、皆さんと同じ年の頃の僕には、40年近く前の僕には、その才能がなかった。でも皆さんは、今、僕から話を聞いてる。その才能がある人たちなんですよ。

 

あとは、その才能を裏切らないで生きていくだけ。素直にその才能を伸ばしていくだけだと僕は思ってて。それが僕と皆さんの差ですね。

 

さっき言ったみたいに、時間かければ、できないことはないと思ってるんですね。皆さんが10年かければ、おそらく僕が成したことは、全部できます。やりさえすれば。それぐらいエネルギーあると思うんです。すごい勢いで時代は加速してるじゃないですか。

 

僕が若い頃、インターネットなかったんですよ。飛行機のチケットだって、旅行会社まで自分で足運んで直接買ってたんですよ。全然違うじゃないですか。すごい勢いで加速してる時代に、僕ができたことなんて、皆さんあっという間にできちゃうんだろうなって思っています。

 

僕は僕のためにがんばってますけど。でもこうやって僕を踏んでいって、どんどん先へ行ってくれないとね、まあ、がんばった甲斐がないって。

 

僕らは、僕を踏んづけて走り去っていく皆さんたちの背中を見て死んでいきたいわけですよ。だって、それが希望じゃないですか。「ああ、生きててよかったな」って、最後に思えることだからね。

本連載は、吉岡秀人氏の著書『最後の講義 完全版 吉岡秀人 人のために生きることは自分のために生きること』(主婦の友社)から一部を抜粋し、再構成したものです。

最後の講義 完全版 吉岡秀人 人のために生きることは自分のために生きること

最後の講義 完全版 吉岡秀人 人のために生きることは自分のために生きること

吉岡 秀人

主婦の友社

NHKBS1・NHK総合の人気番組『最後の講義 吉岡秀人』が未放映分を含む完全版として1冊の書籍になりました。 著者の吉岡秀人先生は途上国で医療をするパイオニアです。 2004年にジャパンハートを設立し、短期間で海外の医…

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