(※写真はイメージです/PIXTA)

コンサルタントである松本繁治氏の著書『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』より一部を抜粋・再編集し、日本人の「チャレンジ精神」について見ていきます。

失敗を許さない文化と事なかれ主義

プロの野球やサッカーでは、勝っている時は良い面に目を向けるが、負けが続くと悪い面に目が行き、挙句の果ては、監督やコーチが選手を非難したり、チームメート同士が非難しあう事がある。そうなると、チーム内の雰囲気が悪くなり、より一層結果が出なくなってしまう事もある。

 

そして学校での部活やアマチュアの世界でも同じ様な事が起こっている。これは企業や社会でも同じで、売上が落ち込み、赤字になっている様な企業の雰囲気は決して良くはない。

 

元々日本人は失敗に対して寛容ではない。自分の子供の頃を思い出して欲しい。そして子育てをした事がある人であれば、自分の子育てはどうだったかを思い出して欲しい。間違いや失敗を叱られた(叱った)回数と、成功や良い事をした時に褒められた(褒めた)回数を思い出して欲しい。圧倒的に叱られた、または叱った回数の方が多いと思う。

 

自分自身も恥ずかしながら、親として叱った回数の方が多い。判っていても叱る事の方が圧倒的に多く、褒めて伸ばす事はできなかった。

 

現在の日本の社会の雰囲気は決して良くはなく、一億総中流からとっくに決別し、沢山の貧困層を生んでいる。スポーツで云えば、大きく負け越している状況である。

 

その様な状況下で元々失敗には寛容ではない文化の日本人が、最近は何かにつけて他人を非難ばかりしている。政治を非難し、経済人を非難し、芸能人を非難し、学校を非難し、挙句の果てにネット上では誹謗中傷合戦となっている。

 

この結果、日本人は委縮してしまい、元々そうだった“事なかれ主義”により一層磨きが掛かり、何もしない民族に成り下がってしまった様だ。非難やクレームに怯え、それらを回避するために知恵を絞っている。その結果、前に進まなくなっている。

 

 

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松本 繁治

ルイジアナ州立大学工学部卒、同大学大学院中退。

日米の製造メーカに勤務後、外資系IT企業や外資系コンサルティング企業にてコンサルタントとして10年以上の活動を行う。一時期、家業である製造メーカで経営を支援。

2009年以降は独立してコンサルティング活動を継続中。

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    ※本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『壊れたニッポンを治す為の21の処方箋』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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