53歳の経営者、健康診断で「血糖値異常」も放置…油断が招いた「足指切断」の悲劇【医師が警告】

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53歳の経営者、健康診断で「血糖値異常」も放置…油断が招いた「足指切断」の悲劇【医師が警告】
(※写真はイメージです/PIXTA)

中高年以降になるとなにかと耳にする機会の多くなる血糖値。健康診断で少し異常があっても、症状が乏しいため放置しがちですが、「最悪の悲劇」を向かえるケースも……MYメディカルクリニック横浜みなとみらい院長の山本康博先生が、53歳男性経営者の事例をもとに高血糖がもたらすさまざまな疾患について解説します。

「薬」を服用する場合の注意点

食事療法と運動療法を続けても血糖値が下がらない場合は、内服薬または注射で血糖コントロールを行うことになります。糖尿病治療に使われる内服薬と注射薬、それぞれの特徴は以下の通りです。

 

血糖コントロールに使われる「内服薬」

インスリンの分泌量や働きを調整したり、また糖の吸収・代謝の速度に働きかけることで、血糖コントロールを目指す薬物です。

 

さまざまな種類があり、含まれる成分によって作用する臓器・時間・副作用なども異なるため、医師が患者の状態にあわせて適切なものを処方します。近年は多くの新薬が登場しており、以前より血糖値のコントロールや合併症の予防効果が高くなっています。

 

血糖コントロールに使われる「注射薬」

自分で注射することで血糖コントロールをする、インスリンを使った注射薬です。特にⅠ型糖尿病患者に有効な投与方法で、作用する時間によって超即効型・即効型・中間型・混合型・持続型などの種類があります。なお、インスリン注射の一部種類では妊婦・胎児への安全性も確認されています。

 

薬物療法は、食事と運動による血糖コントロールを補助するための治療法です。薬の利用には副作用もあり、低血糖や合併症の原因となるリスクもあるため、必ず食事療法・運動療法と一緒に継続して行うようにしましょう。

 

おわりに…まずは自分の血糖値を知って、異常の早期発見を

高血糖は初期は症状に気づかず、いつの間にか重篤な状況になってしまうことも珍しくありません。生活の質を落とすような怖い病気にならないために、ぜひ自分の血糖値を知る機会を作りましょう。

 

 

山本 康博

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい

院長