団信で注意しておきたい3つのポイント
団信を利用するうえで気をつけておきたいポイントを3つ紹介します。せっかくの団信も、条件によっては十分に活かせないことがあります。大切な家族を守るためにもぜひ注意していただき、万一に備えるようにしてください。
■団信で保障されない事態に備える
団信は家族にとって安心できる仕組みですが、適用にならない疾病やケガなどで仕事ができなくなる事態があるかもしれません。そのため団信とは別に、すでに加入している生命保険の見直しも検討しましょう。たとえば入院保障や就業保障、収入保障などを手厚くしておけば、団信ではカバーされない病気になった場合も家族の負担を軽くできます。団信に申し込むのを機会に、保険会社へ見直しを相談してみることをおすすめします。
■特約には年齢制限がある
団信は加入年齢条件が65歳や70歳と、比較的高い年齢になっています。しかし注意したいのが、がんや3大疾病といった特約で、51歳未満など加入条件よりは低めの年齢になっています。これはこの辺りの年齢から特約の疾病になる可能性があるためで、保険会社がリスク回避のために設けているものです。
いい換えれば、若いうちでないと手厚い特約を付けた団信にすることは難しいのです。申込で確認される健康状態も同様ですが、団信は健康なうちに加入したほうが活かせる保険です。家族をより手厚く守るためにも、できるだけ早く加入を検討しましょう。
■団信の契約内容は後から変更できない
団信はローンの借り入れとセットになった仕組みなので、契約後に団信の契約内容を変更することができません。団信への加入は新規にローンの借り入れをするときか、ローンの借り換えをするタイミングに限られます。そのため、契約内容や特約の有無などについては、ローンの借入時に十分検討の上決めることを強くおすすめします。
まとめ:投資も団信も早めがベスト
不動産投資でローンを組むときに加入する団信は、申込人に万一の事態が発生したときに大切な家族を経済的に守ってくれる保険です。さらに手厚い特約を付ければ、亡くなったときだけでなくさまざまな病気のときもしっかりとサポートしてくれます。
ただし健康を損なったり年齢を重ねたりすると、団信や特約の恩恵を受けることが難しくなります。健康で元気なうちに団信を活用し、家族に安心してもらえる不動産投資をスタートさせましょう。