本記事は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポート『なるほど!ザ・ファンド』を転載したものです。

発行体の信用力が低いが、利回りが高いのが特徴

ハイイールド債券は投資適格債券に比べ、一般的に発行体の信用力が低い一方、利回りが高いという特徴があります。

 

ハイイールド債券は、投資適格債券に比べて信用力の低い企業が発行しており、債務の返済能力が相対的に劣るとされています。

 

そのため、利息や元本の支払いが停滞したり、支払われない状態(デフォルト)となるリスクが高くなる一方、相対的に高い利回りが期待されます。

 

(出所)Bloomberg、FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表1]代表的な債券の利回り、リートの配当利回り(2019年12月末現在) (出所)Bloomberg、FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※下記、注1、注2参照

 

投資適格債券がAAA格からBBB格までの格付を付与されたものであるのに対して、ハイイールド債券はBB格以下の格付けとなります。

 

[図表2]長期債務格付け

 

(出所)ムーディーズのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表3]市場全体の格付別デフォルト率 (出所)ムーディーズのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※下記、注3参照

 

ハイイールド債券は投資適格債券に比べるとリスクが相対的に高くなる一方、高いリスクに見合ったリターンが期待されます。

 

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表4]世界ハイイールド債券と世界投資適格債券のトータルリターンの推移 (出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
※下記、注1、注4参照

 

【図表注釈】

(注1)使用指数は記事末の<使用指数について>を参照。

(注2)世界ハイイールド債券および世界投資適格債券(いずれも米ドルベース)は2000年1月末から2019年12月末までの月次データ。

(注3)データは1983年~2018年の累積デフォルト率(発行体ベース)

(注4)世界ハイイールド債券および世界投資適格債券(いずれも米ドルベース)は2000年1月末から2019年12月末までの月次データ。

 

<使用指数について>

当資料で使用した指数については以下の通りです。

 

先進国国債(除く日本):FTSE世界国債インデックス(除く日本)

 

米国国債:FTSE米国国債インデックス

 

日本国債:FTSE日本国債インデックス

 

世界投資適格債券:ブルームバーグ・バークレイズグローバル・アグリゲート・コーポレート・インデックス

 

日本社債(高格付け):NOMURA-BPI事業債指数

 

世界ハイイールド債券:ブルームバーグ・バークレイズグローバル・ハイイールド・インデックス

 

リート:S&P REIT指数の各国・地域指数

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『「ハイイールド債券ってなに?」商品の概要と魅力・注意点を、投資のプロが解説!』を参照)。

 

【ご注意】
●当資料は、情報提供を目的として、三井住友DSアセットマネジメントが作成したものです。特定の投資信託、生命保険、株式、債券等の売買を推奨・勧誘するものではありません。
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