本記事は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポート『なるほど!ザ・ファンド』を転載したものです。

世界株式のパフィーマンスも、GDPの成長とともに上昇

GDPの拡大にともなって世界株式は上昇してきました。

 

2000年以降でみると、世界のGDPは概ね成長を続けてきました。これは、中国をはじめとする新興国においてGDPの多くを占める個人消費が拡大してきたことが一因として挙げられます。

 

2020年は、新型コロナウイルスの感染拡大により世界の経済活動は停滞したものの、インターネットショッピングや、スマートフォンなどのデジタルツール、インターネットコミュニケーションサービスなどの需要がこれまで以上に高まり、“非接触型”の新たなライフスタイルに対応するサービスや商品が消費活動を支えています。

 

世界株式のパフォーマンスについても、リーマンショックやコロナショックのように大幅な調整を余儀なくされる局面もあったものの、GDPの成長とともに上昇してきたことから、GDPの成長と株価には関連性があると考えられます。

 

世界のGDPは2021年以降も成長が見込まれており、世界株式についても中長期的に上昇していくことが期待されます。

 

(注1)GDPは2000年〜2030年、2020年時点の名目値を使用。2021年以降はEuromonitor Internationalの予想値。 (注2)世界株式は2000年12月末〜2020年12月末、MSCI ACワールドインデックスの年末値。2000年12月末を100として指数化。 (出所)Euromonitor International、Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表1]世界のGDPと世界株式の推移 (注1)GDPは2000年〜2030年、2020年時点の名目値を使用。2021年以降はEuromonitor Internationalの予想値。
(注2)世界株式は2000年12月末〜2020年12月末、MSCI ACワールドインデックスの年末値。2000年12月末を100として指数化。
(出所)Euromonitor International、Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

デジタル化の加速による企業価値の向上に期待

●新型コロナウイルスの感染拡大によって様々な分野におけるデジタル化の進展が期待され、IT関連企業が多いMSCI ACワールドインデックスの情報技術セクター指数は大きく上昇しました。


●飛躍的に進化したAI(人工知能)や5Gなどのデジタル技術は、コロナ禍によるライフスタイルの変化の中で今後もあらゆる産業の様々な分野に浸透していくとみられます。


●デジタル化によって生み出される製品やサービスは新たな消費を喚起し、GDPの拡大と企業価値の向上につながると期待されます。

 

①テレワークの普及、②オンラインショッピングの普及、③スマート農業の導入、④AIやIoTを活用した物流など ※画像はイメージです
[図表2]デジタル化の例 ①テレワークの普及、②オンラインショッピングの普及、③スマート農業の導入、④AIやIoTを活用した物流など
※画像はイメージです

 

 

 (注)データは2019年12月末〜2021年5月末、日次。指数はいずれも米ドルベース。2019年12月末を100として指数化。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表3]MSCI ACワールドインデックスと情報技術セクター指数の推移(注)データは2019年12月末〜2021年5月末、日次。指数はいずれも米ドルベース。2019年12月末を100として指数化。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

(注)騰落率は2019年12月末と2021年5月末の比較。業種はGICS(世界産業分類基準)のセクター分類。 (出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
[図表4]MSCI ACワールドインデックスと各セクターの騰落率 (注)騰落率は2019年12月末と2021年5月末の比較。業種はGICS(世界産業分類基準)のセクター分類。
(出所)Bloombergのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

 

 

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『【株式投資初心者向け】GDPと株価にはどんな関係があるの?』を参照)。

 

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