(※写真はイメージです/PIXTA)

骨粗鬆症という言葉を知ってはいても、予防のために何をすべきかわからない方は多いのではないでしょうか? 脊椎脊髄外科専門医の佐藤勝彦氏は、書籍『あなたの骨は大丈夫ですか? すぐできる骨粗鬆症予防』のなかで、骨粗鬆症の予防について解説しています。

骨粗鬆症で「下手すると命を失う」ワケ

骨粗鬆症はなぜ治療しなければならないのでしょう。

 

答えは、骨折することで健康寿命を損ねるだけでなく、下手すると命を失うからです。

 

かつては大腿骨近位部骨折(太もものつけ根の部分の骨折)のあとに短期間でお亡くなりになる方が多発していました。最近は骨折したら直後に手術することで術後の死亡率を下げられるようになりました。

 

しかし、骨折をきっかけに認知症に関連する誤嚥性肺炎になったり持病の心臓病が悪化したりしてお亡くなりになってしまう方もいます。そもそも骨折しないように骨を強くしておくことが重要なのです。

 

骨折予防には1次予防と2次予防があります。市民検診で骨密度の低下が指摘されて骨粗鬆症治療が開始されるものが1次骨折予防、骨折後に次の骨折を予防するためのものが2次骨折予防です。自分の骨密度に関心をもって骨折予防に取り組みましょう。

 

 

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佐藤 勝彦

医学博士、整形外科専門医、脊椎脊髄外科専門医

 

1981年 福島県立医科大学医学部卒業

1992年 スウェーデンヨテボリ大学留学

1999年 福島県立医科大学整形外科助教授

2003年 福島県立会津総合病院院長

2009年 一般財団法人大原綜合病院院長

2019年 一般財団法人大原記念財団理事長、 大原綜合病院院長

本記事は幻冬舎ゴールドライフオンラインの連載の書籍『あなたの骨は大丈夫ですか? すぐできる骨粗鬆症予防』(幻冬舎MC)より一部を抜粋したものです。最新の法令等には対応していない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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