FXのテクニカル分析の基本から、分析未経験の初心者でもスグに実践できる簡単なテクニカル分析のやり方をチャート画面の設定から決済まで解説しています。また、テクニカル分析をしても結果が出ない人のために、分析する上での大前提の6コツを紹介しています。
7STEPで経験値爆増!FX初めてのテクニカル分析を手取り足取り解説

『資産形成ゴールドオンライン』は複数の企業と提携して情報を提供しており、当サイトを経由して申込みがあった場合、各企業から報酬が発生することがあります。しかし、提携の有無などが本ページ内のサービスの評価や掲載順位に関して影響を及ぼすことはありません(提携会社一覧)。

「FXのテクニカル分析ってなに?」

「テクニカル分析をする意味は?」

「初心者でもできる簡単なテクニカル分析が知りたい」

と悩んでいませんか? 

 

FXのテクニカル分析は、チャート画面に表示されるテクニカル指標やチャートパターンを基に相場を予測する分析手法です。

 

「テクニカル」という言葉から難しそうなイメージがありますが、視覚的に分析でき簡単な手法であればスグに試せる分析手法ですよ! 

 

こんにちは!トレード歴2年の岡田です!


私が初心者の頃、テクニカル分析は難しいそうでビビっていたのですが、比較的簡単な移動平均線を試してみたらスンナリ分析できて驚いたのを覚えています。

 

この記事では、私が初めて実践した移動平均線を使ったテクニカル分析のやり方を、通貨ペアや時間足選びから最後の利益確定の決済までの流れを丁寧に解説しています。

 

また、テクニカル分析してるけど結果が出ない人向けに、意味のあるテクニカル分析をするための6つのコツを紹介しています。

 

この記事はこれからテクニカル分析を始めたい、テクニカル分析が結果に結びつかない人にピッタリの内容です。
 

この記事でわかること
・FXのテクニカル分析とは?
・意味のあるテクニカル分析をするための6つのコツ
・初心者でもスグできる移動平均線を使ったテクニカル分析の使用手順
・視覚的にわかりやすい初心者向けテクニカル指標4選
・おすすめのテクニカル指標の組み合わせ
・FX初心者におすすめテクニカル分析の勉強手順

 

 

目次
テクニカル分析とは?
  ・トレンド系
  ・オシレーター系
ファンダメンタルズ分析との違い
テクニカル分析は意味ないのか?6つのコツ
  ・①トレンド系とオシレーター系を組み合わせて使う
  ・②長期足での分析を優先させる
  ・③初心者はひとつのテクニカル分析から始める
  ・④ファンダメンタルズ分析も使う
  ・⑤逆張りは無理に狙わない
  ・⑥自動分析ツールも参考にする
7SETEPでスグ試せる!移動平均線を使った簡単順張り手法
  ・【STEP1】トレード環境・指標の設定
  ・【STEP2】ゴールデンクロスを探す
  ・【STEP3】長時間足で相場の流れを確認
  ・【STEP4】オシレーター系を組み合わせる
  ・【STEP5】エントリーは2回目の反発後
  ・【STEP6】損切りのラインを決める
  ・【STEP7】利益確定ポイントを決める
初心者におすすめなテクニカル指標4選
  ・【トレンド系】移動平均線
  ・【トレンド系】ボリンジャーバンド
  ・【オシレーター系】MACD(マックディー)
  ・【オシレーター系】RSI(アールエスアイ)
初心者におすすめのテクニカル指標の組み合わせ
FX初心者のテクニカル分析おすすめ勉強法
  ・書籍やサイトで基礎を学ぶ
  ・デモトレードで試す
  ・少額トレードで実践を経験する
多くのテクニカル指標が使えるFX会社3選
まとめ

 

 

テクニカル分析とは?

テクニカル分析とは

テクニカル分析とは、テクニカル指標(インジケーター)やチャートの形状(チャートパターン)から未来の相場を予測する分析手法です。

 

なぜテクニカル分析が機能するのか、まずは為替が動く仕組みを理解しましょう。

 

大前提として為替の動きは、世界の投資家の集団心理を具現化した結果です。

 

例えば、米ドル円のドルを買う人が多ければドルの価格が上がり、円を買う人が多ければ円の価格が上がります。

 

簡単に言ってしまえば、FXは通貨売買の多い方向を見極める投資で、見極める方法の一つがテクニカル分析です。

 

なぜなら、世界中の投資家もテクニカル分析をしており、大多数の投資家と同じ分析で売買することができれば勝ちやすくなるからです。

 

テクニカル分析にはテクニカル指標で予測するタイプとチャートの形状から予測するタイプがありますが、この記事では視覚的にわかりやすいテクニカル指標を使った分析手法を解説します。

 

テクニカル指標にはトレンド系とオシレーター系の2種類存在するため、まずはそれぞれの特徴を理解しましょう。

 

 

トレンド系

トレンド系のテクニカル指標は相場の方向感を判断できる指標です。

 

トレンド系は、純粋に過去チャートの傾向から相場の流れを示しているので、トレンド相場の有無を見極めるのに有効です。

 

FXにはトレンド相場という、継続して価格が上昇及び下降し続ける相場があります。

 

次の図解のようにうまくトレンド相場に乗る手法を順張りと呼び、FXで最も稼ぎやすい手法の一つです。

 

順張りイメージ

 

トレンド系のテクニカル指標は、主に相場の方向感を確認するのに適しており、トレンド系の代表格である移動平均線を例にすると、右肩上がりだったら上昇、右肩下りなら下降トレンドと判断します。

 

移動平均線は最も使われる指標の一つです。この記事でもこの後詳しい使い方を解説しているので参考にしてください。

 

【トレンド系の代表的なテクニカル指標】
・移動平均線
・ボリンジャーバンド
・パラボリック
・DMI(ディーエムアイ)

など

 

トレンド系の多くは過去チャートから算出する仕組み上、チャートに反映されるのが遅い欠点もあります。

 

その欠点を補えるのが次のオシレーター系です。

 

オシレーター系

オシレーターとは、相場の買われすぎ売られすぎを判断できるテクニカル指標です

 

オシレーターはその瞬間の過熱度が把握できるため、相場の流れが切り替わるタイミングを確認するのに使われます。

 

先述した通り、為替相場は勢力の強い方向に動く傾向があるため、その勢力を見極めるのに適した指標です。

 

オシレーター系はリアルタイムに反映されるため、トレンド系より瞬発力が高く短期トレードにも向いています。

 

【オシレーター系の代表的なテクニカル指標】
・MACD(マックディー)
・RSI(アールエスアイ)
・ストキャスティクス
・モメンタム

など

 

代表的なMACDとRSIについては後半で解説しますね。

ファンダメンタルズ分析との違い

テクニカルとファンダメンタルズ

FXの分析には、テクニカル分析の他にファンダメンタルズ分析も存在します

 

ファンダメンタルズ分析を一言でいうと、世界経済や金融などの情報を基に相場を予測する分析手法です

 

例えば、2008年アメリカで発生したリーマンショックが良い例です。

 

リーマンブラザーズの経営破綻で、多くの投資家が米ドルの価値が下がると予測し、破綻翌日には米ドル円の価格が約4円も下がりました。

 

リーマンショックは極端な例ですが、世界では為替相場に影響を与えるイベントが日々発生しています。

 

ファンダメンタルズは、アメリカの雇用統計などの定期的に行われる経済指標と、リーマンショックのような突発的なイベントの2種類あります。

 

常に世界情勢に対してアンテナを張りつつ、定期的な経済指標に関してはチェックする癖をつけましょう。

 

テクニカル分析は意味ないのか?6つのコツ

テクニカル分析のコツ

テクニカル分析してても結果が出ないんだけど、本当にテクニカル分析をする意味あるの?

 

結果が出ていないのは、テクニカル分析を効果的に使うコツを実践していないからかもしれません。

 

次の6つのコツを実践すれば改善するかもしれませんよ! 

 

①トレンド系とオシレーター系を組み合わせて使う
②長期足での分析を優先させる
③初心者はひとつのテクニカル分析から始める
④ファンダメンタルズ分析も使う
⑤逆張りは無理に狙わない
⑥自動分析ツールも参考にする

 

これから解説する6つのコツは、テクニカル分析を行う上で大前提のコツなので必ず覚えましょう。

 

①トレンド系とオシレーター系を組み合わせて使う

テクニカル指標はトレンド系とオシレーター系を組み合わせて使いましょう。

 

先述しましたが、トレンド系は相場の方向感オシレーター系は売買の過熱度と分析内容が異なるため、組み合わせることでそれぞれ分析できない要素を補完できます。

 

例えばトレンド系で大きな上昇トレンドを確認し、売買の過熱度も上昇の勢いが強いと確認できた場合は、一つだけの分析結果よりも信頼できる結果になります。

 

さらにテクニカル分析に慣れてきたら、トレンド系2つ、オシレーター系2つなど、分析にさらに厚みを持たせるとトレードの精度が高くなりおすすめですよ! 

 

②長期足での分析を優先させる

テクニカル分析の時は、なるべく長期足の分析結果を優先させましょう。

 

理由は、長期足の動きの方が信頼度が高いからです。

 

為替の動きは世界の投資家の集団心理を具現化したものと解説しましたが、その集団心理の結果が反映されたのが長期足です。

 

つまり、過去の世界経済・金融イベントの結果である長期足は、短期足の瞬間的な動きよりも信頼できるデータとなります。

 

そのため、短期トレードをする場合でも、長期足で長期相場の流れを確認して、なるべく長期トレンドに逆らわない立ち回りが理想的です。

 

③初心者はひとつのテクニカル分析から始める

初心者がテクニカル分析に取り組む時は、ひとつのテクニカル指標から始めましょう。

 

理由はシンプルでいきなり複数取り組むと難しくて挫折するからです。

 

初心者は、この後紹介する移動平均線やMACD(マックディー)など、比較的簡単なテクニカル指標から試して理解しましょう。

 

一つひとつのテクニカル指標をしっかり理解してから、組み合わせたり難易度の高い指標にステップアップすると効率的に成長できますよ。

 

④ファンダメンタルズ分析も使う

テクニカル分析だけのトレードをしているけど、ファンダメンタルズ分析は必要なの? 

 

テクニカル分析がメインでも必ずファンダメンタル分析もしましょう。

 

なぜなら、ファンダメンタルズ要因の大イベント発生時は、テクニカル分析が機能しないケースがあるからです。

 

先述した通りリーマンショックのようなイベントが発生した場合は、長期足のトレンドなど意味のない分析になることは想像に難いはずです。

 

世界の投資家は早く米ドルを売りたいという一心で米ドルの価格が下り続けるでしょう。

 

そんな時は、無理してトレードせず相場から離れるのが賢明です。

 

FXに関わるファンダメンタルズ情報は、FX会社公式Twitterのプロアナリストの情報が参考になるのでオススメです。

 

⑤逆張りは無理に狙わない

逆張りイメージ

初心者は逆張りを無理に狙うのはやめましょう。

 

理由は、トレンドが終わる直前にエントリーする難易度もリスクも高い手法だからです。

 

逆張りとは、相場が反転すると予測してエントリーする手法で、順張りと比較して予測が外れた場合の損失が大きく、勝てたとしても利益は少ない傾向があります。

 

初心者はまずは順張り手法から始めることをおすすめします。

 

詳しい順張り手法の簡単なやり方は後述するのでぜひ覚えてくださいね! 

 

⑥自動分析ツールも参考にする

お天気シグナルイメージ

テクニカル分析のサポート役として、自動分析ツールを使うと勝率upの可能性が高くなります。

 

自動分析ツールはFX会社が無料で提供しているツールで、大きく2種類あります。

 

ひとつ目は、移動平均線などの一般的なテクニカル指標の売買シグナルを知らせてくれるツールで、もうひとつは現行チャートと過去チャートを比較して未来の値動きを予測するツールがあります

 

これらのツールの活用方法は、参考情報として使い、自分の分析に厚みを持たせることです。

 

私が実際に使って検証したぱっと見テクニカルは、自動分析ツールの予測に従っただけで勝率87%を叩き出しました!

 

ただ予測に従うだけのトレードは禁物ですが、自分の分析の参考情報として使う分には十分すぎる成績です。

 

興味がある人は、検証結果と共にに下の記事でまとめてますので読んでみてください。

 

7SETEPでスグ試せる!移動平均線を使った簡単順張り手法

7STEP順張り手法

ここからは、初心者でもスグ試せる移動平均線を使った順張り手法の、設定から決済までを7STEPで解説します。

 

今回は順張りでもシンプルな移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスを使った手法です。

 

STEP1:トレード環境・指標の設定
STEP2:ゴールデンクロスを探す
STEP3:長時間足で相場の流れを確認
STEP4:オシレーター系を組み合わせる
STEP5:エントリーは2回目の反発後
STEP6:損切りのサイン
STEP7:利益確定ポイントを決める

 

初心者でもスグ試せる手法ですので、未経験の人はぜひ試してみてください。

 

STEP1:トレード環境・指標の設定

まずは分析ツールでトレード環境を整えることから始めましょう。

 

準備と設定は次の通りです。

 

  • 通貨ペア:米ドル/円
  • 参照時間足:15分、1時間
  • テクニカル指標:移動平均線(SMA)
  • 移動平均線の期間:5、30

 

準備ができたら移動平均線を使った順張り手法をはじめましょう! 

 

STEP2:ゴールデンクロスを探す

ゴールデンクロスの確認

初めに15分足のチャートに5日(短期)と30日(長期)の移動平均線を表示させ、ゴールデンクロス及びデッドクロスを探します。

 

ゴールデンクロスとは? 

ゴールデンクロスは移動平均線で使われる手法の一つで、複数期間の移動平均線を表示させ、短い期間の移動平均線が長い期間の移動平均線をクロスして貫く状態を指します。

ちなみにゴールデンクロスは下から上にクロスする上昇への転換サインで、逆の上から下にクロスする下降への転換サインをデッドクロスと呼びます。

【ゴールデンクロス・デッドクロスの例】

ゴールデン・デッドクロス例
 

 

 

上のチャート画面の黒丸で囲んだ部分は、短期の赤線が長期の黒線を突き上げるようにクロスしていますね。

 

これがゴールデンクロスです。

 

ゴールデンクロスは、相場が下降から上昇に転換するサインなので、今後上昇すると予測して順張りを狙ってみましょう。

 

STEP3:長時間足で相場の流れを確認

長時間足で相場感の

順張りでエントリーする時にとても重要なのが、長期時間足でも同方向にトレンドが発生しているかの確認です。

 

先述のコツでも解説しましたが、短期足よりも長期足の動きの方が信頼度が高いからです。

 

上のチャート画像は4時間足で表示した時のチャートです。

 

右肩上がりの上昇トレンドであることがわかりますね。

 

米ドル円の大きな流れでも上昇傾向とわかったので、ここで本格的に順張りでのエントリーを考えます。

 

しかし、これだけだとエントリーの根拠として弱いのでもう一つ根拠を探しましょう。

 

STEP4:オシレーター系を組み合わせる

RSIを確認

次はオシレーター系のRSIを使ってエントリーの根拠を探しましょう。

 

理由はコツでも解説した通り、トレンド系とオシレーター系それぞれ別の視点で根拠を見つけるためです。

 

RSIは売買の過熱度を見る指標です。RSIの概要は後述します。

 

今回は上昇するという根拠が欲しいため、売られすぎのサインである30ラインにタッチして反発しているかを確認します。

 

上のチャート画像では30ラインにタッチ後、反発して上昇しているのがわかりました。

 

つまり、相場は買いの勢いが強く、今後も上昇していくと予測できます。

 

これで、トレンド系(相場感)、オシレーター(売買の過熱度)、長期時間足の相場感の全ての分析結果が上昇傾向と出ました。

 

STEP5:エントリーは2回目の反発後

二回目の反発後にエントリー

次はいつエントリーするかです。

 

私のエントリーのタイミングは、上昇後の2回目の反発を確認した後です。

 

なぜなら、1回目の反発後だと早すぎてトレンドに発展しない、3回目だとトレンドが終わってしまう可能性があるからです。

 

上のチャートの黒丸部分が2回目の反発後のエントリーのタイミングになります。

 

STEP6:損切りラインを決める

損切りラインを決める

 

私が順張りでエントリーした時の損切りは、2回目の反発ラインを超えたラインに設定しています。

 

理由は上昇トレンドを予測したエントリーなので、2回目の反発より下降した時点でトレンドではないと判断しているからです。

 

もちろん、下降後に上昇するケースもありますが、淡い期待をして失敗した経験の方が多いので現在はこのルールで運用しています。

 

STEP7:利益確定ポイントを決める

利益確定ポイント

私の利益確定ポイントは短期移動平均線が水平に推移したタイミングです。

 

理由は相場が均衡しトレンドが終わると判断しているからです。

 

ただし、トレンドの終わりに毎回移動平均線が水平になるとは限らず、急激に下降する場合があるので注意しましょう。

 

FXのエントリー、損切り、利益確定のタイミングには正解がなく、最終的には経験を積んで自分だけのトレードルールを確立する必要があります。

 

今回紹介した順張り手法は、初心者に第一歩を踏んでもらうためのものです。

 

一度やってみると、FXのテクニカル分析の進め方が理解できるのでぜひ試してくださいね!

初心者におすすめなテクニカル指標4選

おすすめテクニカル指標

テクニカル指標を使った分析手順を理解していただけたかと思いますので、次は初心者でも視覚的にわかりやすく使いやすいテクニカル指標を紹介します。

 

紹介するのはトレンド系2つ、オシレーター系2つの計4つです。

 

【トレンド系】移動平均線
【トレンド系】ボリンジャーバンド
【オシレーター系】MACD(マックディー)
【オシレーター系】RSI(アールエスアイ)

 

簡単テクニカル手法でも使用した、移動平均線の概要も改めて触れています。

 

全てよく使われる人気のテクニカル指標なので、最低でもそれぞれの指標でわかることを理解しておきましょう。

 

【トレンド系】移動平均線

移動平均線お設定例
 

移動平均線とは一定期間の為替の動きを平均化した線で、相場の流れを読み取るのに適している指標です。

 

いくつか種類がありますが、ここでは一番使われる単純移動平均線(SMA)について解説します。

 

移動平均線の期間はトレーダー自身で設定でき、例えば5分足で移動平均線「10」と設定すると直近10本のローソク足の終値を平均した数値、つまり「5分 × 10本 = 50分間」の平均値が表示されます。

 

複数期間の移動平均線を同時に表示させ、トレンド方向を確認するのが一般的な使い方です。

 

見方はとてもシンプルで全ての線が右肩上がりなら上昇トレンド右肩下がりなら下降トレンドと読み取ります。

 

簡単テクニカル手法でも解説した、短期と長期の移動平均線を表示させるゴールデンクロス・デッドクロスが簡単でお勧めです。

 

【トレンド系】ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、移動平均線にσ(シグマ)と呼ばれる線を加えた指標で、値動きが大体この帯(バンド)中に収まる」といった情報を教えてくれるテクニカル指標です。

 

ボリンジャーバンドは、移動平均線1ラインに加えて上に「+σ1〜3」の3ライン、下に「-σ1〜3」の3ラインで合計7つのラインで構成されています。

 

各σ(シグマ)はバンド内に収まる確率を意味しており、それぞれσ1以内に収まる確率が68.35%、σ2以内が95.4%、σ3以内が99.7%と決まっています。

 

ボリンジャーバンドは縦幅の大きさで売買の過熱度7つのラインの方向でトレンドの有無ローソク足との位置関係で相場の異常性と、3つ相場の状態を読み取れる優れた指標です。

 

例えば売買の過熱度をみる場合は、上のチャート画面のように+3σにローソク足が触れたら「下がる」-3σに触れたら「上がる」と判断してトレードします。

 

一つの指標で得られる情報が多いのでぜひ使ってみてください。

 

 

【オシレーター系】MACD(マックディー)

MACDイメージ

MACD(マックディー)は、短期の移動平均線と長期の移動平均線の差分を可視化したテクニカル指標です。

 

簡潔にいうと通貨の「買われ過ぎ、売られ過ぎ」に加えて「相場の方向感」も見ることができる指標です。

 

MACDは破線のシグナルラインと山の形のような縦ラインのMACDラインの二つで構成されています。

 

MACDでよく使われる手法は、移動平均線と同じゴールデンクロスとデッドクロスです。

 

ゴールデンクロスは、MACDラインがシグナルラインを下から上に突き上げた状態、デッドクロスは反対に上から下に突き抜ける状態を指します。

 

ゴールデンクロスの場合は、上昇の勢いが強いため「買い」でエントリー、デッドクロスは下降の勢いが強いため「売り」でエントリーします。

 

MACDの設定は、短期EMA12、長期EMA26、シグナル9が一般的です。

 

【オシレーター系】RSI(アールエスアイ)

RSI

RSI(アールエスアイ)は一言で言うと買われ過ぎ、売られ過ぎの過熱度を判断できるテクニカル指標です。

 

RSIは0%〜100%で表示され100%に近いほど買われ過ぎ0%に近いほど売られ過ぎと判断できます。

 

テクニカル分析での考え方は、RSIが30%(売られ過ぎ)に達したら「買い」70%(買われ過ぎ)に達したら「売り」でエントリーします。

 

理論もボリンジャーバンドと似ており、異常に買われすぎているから正常に戻るだろうという考え方です。

 

RSIのオススメの期間設定は「14」です。これはRSI考案者のJ.W.ワイルダーが提唱した標準値であり、多くの投資家が使っています。

 

初心者におすすめのテクニカル指標の組み合わせ

テクニカル分析のコツでも触れましたが、テクニカル分析の時に使うテクニカル指標はトレンド系とオシレーター系を組み合わせて使うのが効果的です。

 

私がおすすめの組み合わせは次の2パターンです。

 

①移動平均線(トレンド) + RSI(オシレーター)
②ボリンジャーバンド(トレンド) + MACD(オシレーター)

 

①は相場の流れを見る「移動平均線」売買の過熱度を見る「RSI」、②は相場の方向感、相場の異常性を見る「ボリンジャーバンド」売買の過熱度に特化した「MACD」互いに見れないものをバランスよく補っている組み合わせです。

 

初心者で組み合わせに悩んでいる人はぜひ試してみてください。

FX初心者のテクニカル分析おすすめ勉強法

勉強法

テクニカル分析の効率的な勉強法ってないの? 

 

テクニカル分析の勉強は次の3STEPで進めると効率的ですよ。

 

【STEP1】書籍やサイトで基礎を学ぶ
【STEP2】デモトレードで試す
【STEP3】少額トレードで実践を経験する

 

それぞれの内容を解説します。

 

【STEP1】書籍やサイトで基礎を学ぶ

テクニカル分析の基礎を学ぶなら書籍やFX会社公式の解説サイトがおすすめです。

 

なぜなら、書籍なら著名なFX有識者、FX会社公式サイトならFX運営者と情報の発信元が信頼できるからです

 

FX情報を発信している個人ブログなどでも勉強できますが、ほとんどが匿名で情報が間違っていても責任を取れる立場ではありません。

 

その点、書籍とFX会社の公式サイトは、立場上誤った情報を発信できないので情報の信頼度は高くなります。

 

実際にどの本が良いのかわからないという人に、私が今でも愛読している勉強本を2冊紹介しますね! 

 

『岡安盛男のFX攻略バイブル』
著名アナリストの岡安氏が解説するFX入門書。基礎だけでなくトレードスタイル毎のコツまで解説して上級者まで愛用できる内容。

『めざせ億り人!マンガでわかる最強のFX入門』
マンガ形式でFXの基礎を学べる未経験・初心者向けの一冊。文字だけだと飽きちゃう人におすすめ。

 

どの本を買えばいいか悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

 

 

また、FX会社のFXブロードネットは、FXの基礎を1ページに簡潔まとめていておすすめですよ。

 

【STEP2】デモトレードで試す

FXの基礎を学んだら、学んだことをデモトレードで試しましょう。

 

デモトレードとは、本番と同等環境で仮想のお金でトレードできるサービスで、多くのFX会社が無料で提供しています。

 

つまり、ノーリスクで学んだことを試せる絶好の練習環境です。

 

失敗してもお金を失わないため、この記事で解説した簡単テクニカル分析を試してみて見るのも良いでしょう。

 

文字で理解するより、実際に試す方が得られるものが大きいのでおすすめです。

 

デモトレードでは、基礎で学んだものを試しつつ、次のリアルマネートレードに向けて安定して勝てるようにしましょう。

 

デモトレードができるFX会社一覧を見る

国内で無料のデモトレードを提供しているFX会社一覧です。

【デモトレードができるFX会社一覧表】

FX会社 手軽さ スマホアプリ対応 詳細
みんなのFX
登録不要
デモトレ登録
GMO外貨
メアド + パスワード
デモトレ登録
ヒロセ通商
メアド + ニックネーム
デモトレ登録
JFX
メアド + ニックネーム
デモトレ登録
FXTF
ID + パスワード
デモトレ登録
auカブコムFX
ソーシャルアカウント
デモトレ登録
DMM FX
メアド + パスワード + ニックネーム
デモトレ登録
GMOクリック証券
メアド + ニックネーム + パスワード
デモトレ登録
外為どっとコム
メアド + ニックネーム + パスワード
デモトレ登録
外為オンライン
メアド + ニックネーム
デモトレ登録
FXブロードネット
メアド + ニックネーム
デモトレ登録
アイネット証券
メアド + ニックネーム
デモトレ登録
ひまわり証券
メアド + 名前
デモトレ登録
セントラル短資FX
メアド + ユーザーネーム ※ミラートレーダーのみ
デモトレ登録

*広告を含む場合があります。

 

 

【STEP3】少額トレードで実践を経験する

デモトレードでFXに慣れてきたらリアルマネーを使ったトレードに挑戦です。

 

ここで重要なのが少額トレードから始めることです。

 

少額トレードとは、1,000通貨以下のトレードで、米ドル/円だと約4,000円から始められます。

 

理由は、リアルマネーのトレードに慣れるのと、いきなり大金を失うリスクを避けるためです。

 

リアルマネーのトレードは、デモトレードの比じゃないほど緊張感が違います。

 

この緊張感から、デモトレードでできたトレードができず、負けてしまう初心者トレーダーは実に多いんです。

 

また、1万通貨だと数万円レベルの損失の可能性がありますが、少額トレードなら負けても数千円レベルで済むため安心です。

 

少額トレードでも安定して勝てるようになったら、1万通貨、2万通貨と取引通貨量を増やしていきましょう。

多くのテクニカル指標が使えるFX会社3選

おすすめFX会社

テクニカル分析を本気で取り組みたい人は、テクニカル指標を多く備えているFX会社を使いましょう。

 

なぜなら、慣れてくるとより高度なテクニカル指標を使いたい場面が出てくるからです。

 

実はFX会社の使えるテクニカル指標の数は統一されておらず、少ない会社は20種程度しかありません。

 

はじめは簡単なテクニカル指標しか使わないので問題ありませんが、テクニカル指標の数が少ないと高度な分析をしたい時に行き詰まってしまいます。

 

分析ツールの限界で分析の質を下げないために、初めから多くのテクニカル指標が使えるFX会社を選ぶのが賢い選択です。

 

今回紹介するFX会社で使えるテクニカル指標の数は次の通りです。

 

GMOクリック証券:38種
GMO外貨:37種
松井証券:30種

 

テクニカル分析で妥協したくない人はぜひ参考にしてください! 

 

 

取引コストが安く、分析機能が使いやすい「GMOクリック証券」

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低スプレッド・高スワップ!「GMO外貨」

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少額から取引ができるので大損するリスクが無く、初心者でも安心して取引ができるわ。

 

 

まとめ

ここまでFXのテクニカル分析について解説してきました。

 

最後にこの記事の内容を振り返りましょう。

 

・FXのテクニカル分析はチャートの形やテクニカル指標を基に分析する手法
・初心者でも簡単にできるテクニカル分析は順張り手法
・テクニカル分析の時は、トレンド系とオシレーター系を組み合わせると効果的
・初心者のテクニカル分析の勉強手順は、書籍・サイトで基礎学習→デモトレード→少額トレードの3STEP

 

テクニカル分析は文字だけで勉強すると難しいイメージが先行しますが、実際に試してみると思った以上に簡単です。

 

この記事で紹介した移動平均線のゴールデンクロス・デッドクロスは、移動平均線を設定通りに表示させてクロスを確認するだけでできます。

 

習うより慣れろの精神でダマされたと思って一度試してみてください!私のように想像以上に簡単で驚くはずですよ! 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました! 

 

参考元