うつ病ではなく「双極性障害」であるサイン【専門医が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

「眠れない」「気分が落ち込む」……このような症状があった際、多くの人がまっさきに思い浮かぶのは「うつ病」でしょう。しかし、ブレインケアクリニックの今野裕之名誉院長は、これらの症状について「うつ病以外にも多くの可能性が考えられる」といいます。今回はそのなかでも、うつ病と間違われやすい「双極性障害」についてみていきます。

【関連記事】「若年性認知症」か「ただの物忘れ」か…当てはまったら要注意な11のサイン【専門医が解説】

うつ病以外にも多くの可能性がある「気分の落ち込み」

ある女性は眉間にしわを寄せ、本当に辛そうな様子でした。「1日中気持ちが沈んで苦しい」「不安と焦りで身の置き所がない」「布団に入っても何時間も眠れない」……そんな訴えを何度も繰り返していました。じっとしていることが苦しいのか、たびたび身をよじるように座る姿勢を変えています。

 

身近な人がもしこのようになったら、あなたはどんな病気を思い浮かべるでしょうか。多くの場合、その訴える内容からまず「うつ病」を想像するのではないかと思います。

 

しかし、気持ちの落ち込みや不安、不眠といった症状はうつ病だけにおこるものではありません。うつ病以外の心の病気だけではなく、身体の病気や薬による反応などによっても起こります。

 

今回はそのなかでも、うつ病とよく間違われやすい「双極性障害」について詳しく解説していきます。

「うつ状態」と「躁状態」…双極性障害の具体的な症状

双極性障害は「気分障害」というジャンルの精神疾患のひとつです。

 

気分障害として代表的なものが「うつ病」です。うつ病では主に気持ちの落ち込み、不安感など、ネガティブな感情が強く現れます。反対に気持ちが高揚しすぎる、元気になりすぎるという「躁(そう)病」という病気もあります。

 

双極性障害は、うつ病の症状が出る時期(うつ状態)と躁病の症状がでる時期(躁状態)の両方が交互に(あるいは同時に)現れる病気で、「躁うつ病」とも呼ばれています。具体的には以下のような症状がみられます。

 

■うつ状態

・気持ちが落ち込む
・不安・緊張
・気力が湧かず、なにもする気が起きない
・興味や関心を持てなくなる
・物事を楽しめなくなる
・自分を責める
・将来に対して悲観的になる
・食欲がわかない
・眠れなくなる
・集中できない
・決断できない
・頭が働かない
・疲れやすい
・体が重たい、だるい
・体重が過剰に増えたり減ったりする
・死んでしまいたいと思う など

 

■躁状態


・気分が明るくなる
・アイディアが次々に湧いてくる
・人の話に耳を貸さなくなる
・一方的に話し続ける
・根拠のない自信に満ちあふれる
・眠らなくても平気になる
・怒りっぽい
・じっとしていられない
・手当たり次第にいろいろなことを始めるが最後まで終わらない
・買い物や賭け事にお金をつぎ込む
・性的に奔放になる
・誇大妄想
・興奮 など

 

【10月4日(火)開催セミナー】
今までになかった「インドアゴルフ×投資」事業投資のご提案
~出店実績96店舗、累計会員数5万人超、創業10年。インドアゴルフのリーディングカンパニー「ステップゴルフ」~

あなたにオススメのセミナー

    ブレインケアクリニック 名誉院長
    一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所 代表理事・所長 

    順天堂大学大学院卒業。博士(医学)・精神保健指定医・精神科専門医・認知症診療医・抗加齢医学専門医・リコード法(米国発のアルツハイマー病の統合治療プログラム)認定医。
    より根本的な認知症治療を実践するため2016年にブレインケアクリニック開院。各種精神疾患や認知症の予防・治療に栄養療法やリコード法を取り入れ、一人ひとりの患者に合わせた治療を行う。
    認知症予防の普及・啓発活動のため2018年に日本ブレインケア・認知症予防研究所を設立。2019年より現職。

    著書に「最新栄養医学でわかった! ボケない人の最強の食事術(青春出版社)」、その他監修など多数。

    著者紹介

    連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

    ※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

    メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

    登録していただいた方の中から
    毎日抽選で1名様に人気書籍をプレゼント!
    会員向けセミナーの一覧
    TOPへ