うつ病ではなく「双極性障害」であるサイン【専門医が解説】

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うつ病ではなく「双極性障害」であるサイン【専門医が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

「眠れない」「気分が落ち込む」……このような症状があった際、多くの人がまっさきに思い浮かぶのは「うつ病」でしょう。しかし、ブレインケアクリニックの今野裕之名誉院長は、これらの症状について「うつ病以外にも多くの可能性が考えられる」といいます。今回はそのなかでも、うつ病と間違われやすい「双極性障害」についてみていきます。

心当たりがあれば一度病院で診察を

うつ状態のときは本人も苦しいので、医療機関の受診は比較的スムーズです。一方、躁状態では本人は元気に動けていると思っているので、病気であるという意識(病識といいます)を持ちにくく、病院に行くのを嫌がって受診が遅れがちです。

 

しかし躁状態は健康なときと比べて理性的に考える力や行動を抑制する力が低下していますので、そのときはいいと思ってやったことをあとから非常に後悔することも珍しくありません。また、重症化すると激しい興奮状態に陥って入院が必要になることもあります。

 

重症になればなるほどたくさんの薬が必要になり、回復にも時間がかかるようになりますので、できるだけ早期に治療を始めることが大切です。薬で症状をコントロールすることができれば普通に日常生活を送れるようになりますし、うまく症状と付き合って社会的な成功を収めている方もたくさんおられます。

 

「睡眠時間が短くなっても元気に活動できる」「以前と比べてイライラしやすくなった」などの変化があれば、もしかしたら躁状態かもしれません。少しでも気になるようなら、気軽に精神科を標榜する医療機関で相談してみてください。

 

 

今野 裕之

ブレインケアクリニック 名誉院長

一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所 代表理事・所長

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。