【関連記事】コロナワクチン「3回目接種」は必要か?抗体検査の結果から考える【現場の医師が解説】
オミクロン株の出現で日常生活は「新たなフェーズ」に
日本で2022年初頭より始まった新型コロナウィルス感染症(COVID-19)流行の第6波は、新規の変異株である「オミクロン株」の出現により、これまでにない広がりをみせています。
しかし、今回の流行もこれまで同様に、2月はじめに10万人/日の新規感染者数をピークに、緩やかですが感染が縮小傾向にあるように思われます。
これは、われわれ人類がこれまで手をこまねいて事態を傍観していた訳ではなく、ワクチンや治療薬開発に加え、個々人ができるマスク着用をはじめとした予防策を真剣に講じてきた証でもあります。
とはいうものの、現時点では一連のCOVID-19パンデミックの先行きがみえないのも事実です。
そこで今回は我々の生活をどう変えていくべきか考えるために、アメリカやイギリスをはじめとした各国の状況、マスクによる感染予防策の緩和状況、ステルスオミクロン株(BA.2株)の各国での報告および最新の研究成果を紹介します。
「ブースター接種率」が低いアメリカ
アメリカでのワクチン接種率は、2022年2月時点においてたとえばミズーリ州では55%(ブースター接種率22%)、コロラド州では69%(ブースター接種率34%)と低い地域もありますが、国家全体では12歳以上の接種率は73.3%(ブースター接種率44.9%)でした。
少なくともワクチンを接種している人の割合は日本と同程度ですが、ブースター接種率が低いのが特徴です。
アメリカでの新規感染者数は1月に30万人に達したあと、3月には3万人に減少していますが、それにともない新規ワクチン接種率はワクチン供給が限られていた2020年12月と同程度まで落ちているといわれています。
ブーストワクチンを接種しない人のなかには、「COVID-19に感染したので免疫を獲得している」と考えている人がいますが、Harvard TH Chan School of Public Healthの疫学研究者Bill Hanageがいうように、既感染者も獲得した免疫反応は低下していくため重症化しやすくなっている可能性があります。ブーストワクチンは必要です。
2025年2月8日(土)開催!1日限りのリアルイベント
「THE GOLD ONLINE フェス 2025 @東京国際フォーラム」
来場登録受付中>>
注目のセミナー情報
【税金】11月27日(水)開催
~来年の手取り収入を増やす方法~
「富裕層を熟知した税理士」が考案する
2025年に向けて今やるべき『節税』×『資産形成』
【海外不動産】11月27日(水)開催
10年間「年10%」の利回り保証
Wyndham最上位クラス「DOLCE」第一期募集開始!