10~19歳の2人に1人が発症…今日からできる「家庭での花粉症対策」【医師が解説】

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10~19歳の2人に1人が発症…今日からできる「家庭での花粉症対策」【医師が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

あたたかくなり、スギ花粉の最盛期を迎えていますが、これからの時期はスギ花粉に加えて黄砂やヒノキ花粉も飛散します。大人でも辛い花粉症……子供の発症を抑えるにはどのような対策が有効でしょうか。京都きづ川病院/きづ川クリニックの米田真紀子氏が、「子供の花粉症」の症状と対策について解説します。

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0~4歳でも発症…増加している子供の花粉症患者

近年日本では、大人だけでなく子供の花粉症患者も増加しており、近年の統計では5~9歳でだいたい3人に1人、10~19歳で2人に1人の子供が花粉症を発症しているといわれています。

 

0~4歳でもまったく花粉症がないというわけではなく、全体の3~4%の子供が花粉症を発症しているというデータもあります。統計上も花粉症の有病率は40歳台まで年々増加し続けるため、いつ花粉症を発症してもおかしくありません。

 

花粉症によるアレルギー症状を改善するために、子供たちにできることはなんでしょうか。

風邪の初期症状と酷似…子供の花粉症の症状

子供とはいえ、花粉症の症状は大人とほとんど同じです。くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの鼻炎症状に加え、人によっては結膜炎も起こして目のかゆみや結膜の充血が起こります。

 

花粉症の症状と、風邪の初期症状はとてもよく似ていて、ときに両者が合併もするので、初診では見分けがつかないこともしばしばあります。

 

特に、その前の年までは花粉症を発症していなかった子供の場合は、はじめは風邪のお薬を処方して様子見にしておいて、治りが悪ければアレルギーを疑い耳鼻科の診察を受けてもらったり、抗アレルギー薬を処方したりすることもあります。

 

さらに、小さな子供は、まだ「かゆい」などの不快感を正確に伝えることができないため、本人の様子から大人が判断する必要があります。熱もないのにずっと鼻水や鼻づまりでつらそう、頻繁に目をこすったり充血があったりする場合などは、一度小児科か耳鼻科、眼科に相談するとよいでしょう。

 

また、「アレルギーマーチ」という言葉があり、幼少期のアレルギー疾患はお互いにつながりあって発症することもわかっているので、幼少期から食物アレルギーや喘息など、アレルギー疾患を持っていた子供は、花粉症も発症するリスクが高いといえます。

 

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※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。