(※写真はイメージです/PIXTA)

ホワイトニングや歯の矯正と並び、美容目的でもインプラント治療を検討する人が増えています。そのようななか、大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院の松元教貢院長は「担当医によってできあがりにかなりの違いがある」といいます。今回は、よりよいインプラント治療を受けるための「歯科医の見分け方」について、松元院長が詳しく解説します。

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インプラント治療をおすすめする「歯の状態」

歯科用インプラントとは、人工歯根のことです。

 

天然歯が歯根もすべて失われた場合、従来は横の歯を削るブリッジや周りの歯にバネを掛ける義歯で治すしかなかったのですが、いまでは歯が失われたその顎堤(がくてい)の部分だけで直接チタン製などのネジを埋め込み、人工の歯冠を入れられるようになりました。

 

歯が失われた場合は、インプラント治療を検討されたほうがよいでしょう。その理由は、ブリッジや義歯だと横や周りの歯に負担を掛けてしまい、負担の増えた歯がより悪化し、下手をすると次々と歯が失われてしまうことがあるからです。

 

その点インプラント治療なら、周りの歯に一切負担を掛けず、歯がない部分の顎堤だけで人工の歯冠が入ります。欠損した部分だけで歯が回復し、周りの歯も守られる……周りの歯が次々と失われる事態を防げることが、インプラントの最大の利点です。

インプラント治療で「差が出る」ポイント

インプラント治療には、主に2つの大きなポイントがあります。「外科手術が必要」なことと「人工歯が入る」ということです。

 

担当医の手術のやり方によって、患者さんの感じる辛さ、大変さ、術後経過にかなりの差がでます。

 

具体的には、手術後の麻酔が切れたあとや、翌日以降の腫れ・痛みの程度、手術した傷口の治り方のよさ・速さ、そして傷口が治りインプラントが安定するまでの期間、口のなかがどれだけ不自由になるのか、というところです。

 

患者さんの状態と担当医の力量で、はじめから固定式の仮歯で過ごすことも可能です。患者さんはそのほうが快適に過ごせるでしょう。反対に、やむを得ず取り外し式の義歯や欠損したままの状態で治るまで待たされれば、患者さんはかなりの不自由さを感じることになります。

 

さらに、やり方によっては手術回数や傷口の数にも違いがでます。もちろん、手術は1回、傷口は1箇所だけで済ませられるほうがいいことは、いうまでもありません。

 

人工歯を入れるやり方も、人によって差がでるところです。口の感覚、舌や歯肉、頬などの組織との馴染み方、治り方は自然か、いかにも人工物とわかる仕上がりか、噛み合わせに違和感はないか……担当医の力量が試されます。

 

つまり、前述の2つのポイントにおいて、「精密で美しい外科手術の力量」と「美的感覚」、「咬むという機能に優れた人工歯を入れられるセンス」の3点で大きな差が出るのです。

 

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    ※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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