突然死の原因になる「怖い不整脈」と「怖くない不整脈」の違い【専門医が解説】 (※写真はイメージです/PIXTA)

「健康診断で不整脈を指摘されたけれど、放置している」という人も多いのではないでしょうか。しかし、あの元巨人軍監督の長嶋茂雄氏も「不整脈に由来する脳梗塞」に倒れるなど、脳梗塞や心不全、場合によっては突然死にもつながる「怖い不整脈」が存在すると、東京ハートリズムクリニックの桑原大志院長はいいます。「怖い不整脈」と、経過観察でOKな「怖くない不整脈」の違いについて、専門医の桑原院長がわかりやすく解説します。

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不整脈には「怖いもの」と「怖くないもの」がある

健康診断の心電図検査で「不整脈が認められる」と指摘され、ドキッとしたことがある人もいるのではないでしょうか。

 

しかし、特に自覚症状もないため、安易にとらえ、そのまま病院へいかず、放置している人も多いと思います。しかし、不整脈を放置するとさまざまなリスクがあります。

 

不整脈とは、心臓のリズムが乱れること

不整脈とは、簡単にいえば「脈が乱れること」。

 

心臓は1日に約10万回、ポンプのように収縮と拡張を繰り返し、全身へ血液を送り出しています。通常、この収縮と拡張は規則正しく行われていますが、ときにはそのリズムが乱れることがあります。これが「不整脈」です。

 

不整脈はほとんどすべての人に認められる

24時間記録する心電図検査を行うと、脈拍の乱れを自覚していない人を含めてほとんどすべての人に不整脈を認めます。一生のあいだで不整脈が出ない人はいないといっても過言ではないでしょう。

 

不整脈が引き起こす問題のひとつは症状です。突然、脈拍が早くなったり、遅くなったり、乱れたりして不快感を自覚します。

 

いきなり心臓が信じられないスピードで速く打ち始めると、「死ぬかもしれない」と恐怖を感じることがあるかもしれませんが、生命の危険性という点では、その不整脈の多くは心配いりません。

 

しかし、なかには逆に症状は軽微でも、もしくはほとんど症状がなくても命を危険にさらしたり、脳梗塞や心不全という重篤な合併症を引き起こしたりする「怖い不整脈」が潜んでいることがあります。

命を危険にさらす「怖い不整脈」に現れる3つの予兆

いったい、「怖い不整脈」とはどのようなものでしょうか。

 

「怖い不整脈」には多くの場合、予兆として

 

1.動悸

2.息切れ

3.めまい

 

が現れます。

 

特に、心電図で異常を指摘されたことがあり、なおかつ、気を失ってしまうようなめまいがある場合は要注意です。その場合、命を脅かす「怖い不整脈」につながる可能性があります。

 

ここでは、命を脅かす「怖い不整脈」のなかから代表的なものを4つ、紹介しましょう。

 

 

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東京ハートリズムクリニック 院長

医学博士。1984年愛媛大学医学部入学。1991年愛媛大学医学部第2内科入局、1992年愛媛県立中央病院勤務、愛媛大学医学部附属病院、愛媛県立新居浜病院、国立循環器病研究センター研修、2004年横須賀共済病院循環器センター勤務。2016年東京ハートリズムクリニック院長に就任。
不整脈治療を専門とし、カテーテルアブレーション治療では、世界トップクラスの実績を持つ。同クリニックでの2021年12月末現在の治療実績は2,000件以上。

東京ハートリズムクリニック
書籍 発作ゼロ・再発ゼロをめざす「心房細動」治療 幻冬舎 (2016年8月)

著者紹介

連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

※本記事は、最先端の「自分磨き」を提供するウェルネスメディア『KARADAs』掲載の記事を転載したものです。

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