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不整脈には「怖いもの」と「怖くないもの」がある
健康診断の心電図検査で「不整脈が認められる」と指摘され、ドキッとしたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、特に自覚症状もないため、安易にとらえ、そのまま病院へいかず、放置している人も多いと思います。しかし、不整脈を放置するとさまざまなリスクがあります。
不整脈とは、心臓のリズムが乱れること
不整脈とは、簡単にいえば「脈が乱れること」。
心臓は1日に約10万回、ポンプのように収縮と拡張を繰り返し、全身へ血液を送り出しています。通常、この収縮と拡張は規則正しく行われていますが、ときにはそのリズムが乱れることがあります。これが「不整脈」です。
不整脈はほとんどすべての人に認められる
24時間記録する心電図検査を行うと、脈拍の乱れを自覚していない人を含めてほとんどすべての人に不整脈を認めます。一生のあいだで不整脈が出ない人はいないといっても過言ではないでしょう。
不整脈が引き起こす問題のひとつは症状です。突然、脈拍が早くなったり、遅くなったり、乱れたりして不快感を自覚します。
いきなり心臓が信じられないスピードで速く打ち始めると、「死ぬかもしれない」と恐怖を感じることがあるかもしれませんが、生命の危険性という点では、その不整脈の多くは心配いりません。
しかし、なかには逆に症状は軽微でも、もしくはほとんど症状がなくても命を危険にさらしたり、脳梗塞や心不全という重篤な合併症を引き起こしたりする「怖い不整脈」が潜んでいることがあります。
命を危険にさらす「怖い不整脈」に現れる3つの予兆
いったい、「怖い不整脈」とはどのようなものでしょうか。
「怖い不整脈」には多くの場合、予兆として
1.動悸
2.息切れ
3.めまい
が現れます。
特に、心電図で異常を指摘されたことがあり、なおかつ、気を失ってしまうようなめまいがある場合は要注意です。その場合、命を脅かす「怖い不整脈」につながる可能性があります。
ここでは、命を脅かす「怖い不整脈」のなかから代表的なものを4つ、紹介しましょう。
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