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動作のときだけ手がふるえる!症状の正体は…
「本態性振戦(ほんたいせいしんせん)」とパーキンソン病との違い
ふるえの原因は大きく分けて2つあります。1つは緊張などからくる生理的な現象としてのふるえです。大勢の人の前でなにかを発表するときなどにふるえが出てしまう、といった経験がある方は多いのではないでしょうか。
もう1つがなにかの病気(疾患)が原因で起きるふるえです。この場合、代表的なものとしては、パーキンソン病と本態性振戦(ほんたいせいしんせん)があります。
パーキンソン病はなにもしていないのにふるえの症状がみられますが(安静時振戦)、字を書くとき、コップや箸を持つとき、スマホを操作するときなど、なにかをするときにだけ手がふるえ、それ以外には生活上困ることはない。そんな症状でお困りの方は、「本態性振戦」という病気の可能性があります。
この病気は「歳をとったから」とか「メンタルが弱いから」という誤解から、病院に行かず長いあいだ我慢している方が多く、また、病院で処方された薬を飲んでいても効き目が弱くなったまま、ふるえの症状に苦しまれている方も多いのが特徴です。
「本態性」とは、“原因不明”を意味します。病気として原因は分からないがふるえが起きてしまう、という病気が本態性振戦です。
1つでも当てはまる方は要注意!「本態性振戦」のチェックリスト
こんな症状で困っていませんか? 1つでも当てはまる方は、まずは専門医の先生にご相談ください。
- サインをするときに、手がふるえて自分の名前を書くのが難しい。
- スマホ(携帯電話)を操作しようして、うまくタッチできない。
- コーヒーカップを持つときに手がふるえて、こぼしそうになる。
- 何かモノを取ろうとしても、届きにくいと感じる。
- 食事をしようと箸を持つとふるえてしまう。
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