東京都心では、マンション価格がバブル超え。「そんな高いマンションを買えるか……」と思わず嘆息してしまう水準です。いま、会社員が買える街とは。今回は、西武線「所沢」に焦点をあてます。
西武2路線が使える「所沢」…「家を買うなら車も買ったら」を勧められたが ※画像はイメージです/PIXTA

生活利便性、交通利便性の高い中心街…コストも魅力

2021年の「所沢」駅周辺の公示地価は、平均25万6,000円/㎡ほど。コロナ禍で全国的に地価は下落傾向にありますが、所沢市中心部でも前年比1.36%程度の下落となりました。

 

国土交通省『土地総合情報システム』によると、駅徒歩20分圏内で取引された中古マンションの平均平米単価は42.13万円。80平米程度のファミリーマンションでも3,000万円台から。もともと「所沢」駅周辺は大型のファミリー物件が少ないのがネックでしたが、昨今、再開発に伴い、タワーマンションを中心にファミリー向け物件が増加。新築で5,000万円程度~と、会社員層にも検討しやすい価格帯で人気を集めています。

 

また同じ所沢市であれば、池袋線「小手指」、新宿線「新所沢」も人気。駅徒歩20分圏内、中古マンションの平均平米単価は「小手指」31.20万円、「新所沢」37.60万円。両駅とも「始発があるから座って通勤できる」と人気の駅です。「所沢」よりも都心から離れるので、通勤時間は長くなり、電車本数も減りますが、よりコストを抑えたいとするなら、一考の価値はあるかもしれません。

車があったほうが便利な街だけど…

「所沢」周辺は、多摩湖や狭山湖、航空記念公園など、自然も多く、都市とのバランスが絶妙と、ファミリー層からも人気の高いエリアです。治安を不安視する声も聞かれますが、繁華街的要素が強い『プロペ通り』を避ければ、統計的にも心配することはありません。

 

生活利便性、交通利便性でも優位な点があげられる「所沢」でデメリットとしてあげられるのは道路網。関越道の所沢インターや圏央道の入間インターが近く、遠出するにも便利ではありますが、地域住民が「市街地はどこいっても渋滞」と嘆くとおり、思うように移動できないことはしばしば。

 

その原因でよく言われているのは、鉄道が市街地をX状に走っていることと、環状道路が未熟な点。県道練馬所沢線の整備など、対策は進められているものの、解消には多くのハードルがありそうです。郊外型のスポットも多く、「車があったほうが何かと便利」という声が多く聞かれますが、「車によるストレス」もよく聞かれます。所沢でマイホームを購入を考える際、車をメインに考えるかどうか……なかなか悩ましい問題です。