首都圏における中古マンション成約価格は右肩上がりの推移をたどっており、とくに都内のマイホームはどんどん手の届かない存在になりつつあります。しかし、お隣の埼玉県にまで目を向ければ、平均的な収入のサラリーマンであっても十分にマイホーム購入を検討できる“穴場の街”はまだまだ存在します。いま、会社員が買える街…今回は「北与野」に焦点をあてます。
埼京線でもっとも利用者の少ない「北与野」…都内勤務サラリーマンのマイホーム購入シミュレーション (※写真はイメージです/PIXTA)

\首都圏に全16会場!/
総合住宅展示場「「ハウジングステージ」お近くの会場を探す>>>

日本初のタワマン『与野ハウス』の所在地として知られる街

北与野駅の所在地はさいたま市中央区。2001年に浦和市・大宮市と合併するまでは、与野市だったエリアです。

 

そんな北与野駅、1976年に竣工した日本初のタワーマンション『与野ハウス』の最寄り駅として知られています。

 

昨今は都心の再開発市区や臨海部に建てられることの多いタワーマンションですが、『与野ハウス』ができた1976年は少し状況が異なります。日照権や敷地面積確保などの課題が山積していた当時、一般的なタワーマンションの定義である高さ60m以上、階数20階以上の高層マンションを都心部に建設するには高いハードルがありました。そこで、当時、周辺には戸建てや数階建てのアパートばかりだった北与野が建設候補地として選ばれたというワケです。

 

北与野駅は2000年に街開きされたさいたま新都心の西側にあたり、さいたま新都心駅とはペデストリアンデッキ「北与野デッキ」でつながっています。22年度、北与野駅の1日あたり平均乗降者数は9,982人。さいたまスーパーアリーナまで徒歩7分と、最寄り駅の1つであることから、スポーツの試合やコンサートなどのイベント開催時はにぎわいますが、普段は埼京線の中でもっとも利用者の少ない駅です。

 

しかし都心への通勤には便利で、池袋まで38分、新宿まで44分、渋谷まで50分でダイレクトにアクセス可能です。上野駅へは大宮駅で高崎線に乗り継いで37分、東京駅も同じルートで43分。品川駅の場合は合計乗車時間が1時間を少し超えますが、乗り換えは大崎駅での1回のみであり、都心の主要駅までは十分に通勤圏といえそうです。

 

タワーマンションの元祖が立地する北与野駅周辺。さいたま新都心の開発の流れを受けて高層マンションが立ち並ぶようになったこの街を、マイホームの候補地として挙げることは可能でしょうか。

 

\首都圏に全16会場!/
総合住宅展示場「「ハウジングステージ」お近くの会場を探す>>>