【関連記事】「ガラが悪い」は本当か?「川崎」でマンション購入を考える
一時「衰退」と報道されるも、ニュースポットが続々オープン
埼玉県の南西部に位置する所沢市。北は同県の川越市や狭山市など、南は東京都の東村山市や武蔵村山市などと接します。
総務省『令和2年国勢調査』によると、人口は34万2,535人。5年前と比べて2,000人ほど増加し、県内ではさいたま市、川口市、川越市に次ぐ規模を誇ります。
その中心的存在が「所沢」駅。同駅は西武池袋線と新宿線が乗り入れ、池袋線で「池袋」には最短30分弱。東京メトロ有楽町線とは直通運転を行っているから、「飯田橋」に50分、「有楽町」に60分ほどでアクセスできます。さらに東京メトロ副都心線とも直通運転。「新宿三丁目」「渋谷」、東急電鉄東横線で横浜方面にもリーチできます。さらに新宿線で「高田馬場」や「西武新宿」へ40分前後です。
さらに駅前のバスターミナルからは、市内各地にリーチできる一般路線バスのほか、成田空港・羽田空港へのリムジンバスも。出張や旅行にも便利です。
そんな所沢ですが、一時、人口減少から「衰退」と大きく報道されたことがありました。確かに、2010年と2015年の国勢調査を比較すると、1,500人ほど減少。また2019年に『西武所沢店』が「脱百貨店」を目指して『西武所沢S.C.』に生まれ変わったときには、中心市街地の衰退によるものと捉えられました。
そんな評判とは裏腹に、駅周辺ではニュースポットが続々。駅直結の『グランエミオ所沢』が2018年の第1期に続き、2020年には第2期がオープン。お馴染みの人気ブランドを中心に、ファッションや食品、日用品など、多彩なテナントが120ほど揃い、市役所のサービスコーナーも入るなど、利便性の高いスポットとして人気です。2023年には駅西口、ペデストリアンデッキで直接つながるタワーマンションに隣接して、大型商業施設が開業予定です。
駅西口からのびる、全長300mに100店余りが並ぶ『プロペ通り商店街』は、このコロナ禍では少々寂しい雰囲気も漂いますが、所沢では最も活気あふれるエリアのひとつ。その先の「ファルマン通り」の一帯は、駅ができる前の所沢の中心だったところで、特に昭和レトロな雰囲気の路地「盃横丁」は、「チェーン店で飲むのはつまらない!」という人を中心に人気のエリアです。