首都圏における中古マンション成約価格は右肩上がりの推移をたどっており、とくに都内のマイホームはどんどん手の届かない存在になりつつあります。しかし、お隣の埼玉県にまで目を向ければ、平均的な収入のサラリーマンであっても十分にマイホーム購入を検討できる“穴場の街”はまだまだ存在します。いま、会社員が買える街…今回は「戸田」に焦点をあてます。
平均年齢42歳、28年連続“埼玉県でもっとも若い街”の「戸田」…ファミリータイプの中古マンション相場は? (※写真はイメージです/PIXTA)

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いまなおギャンブラーを熱くさせる街「戸田」

1966年に誕生した戸田市は、高度成長期に東京と地方をつなぐ要所としての役割を果たすようになります。1963年に大宮バイパスの笹目橋、1977年には新笹目橋、1978年に新戸田橋上り線と、荒川を超える道路網が拡大していきます。道路網が充実していく一方で、戸田市には長らく都内に向かう鉄道網がありませんでした。

 

当時の国鉄に対し鉄道網の整備を要求し続けた結果、1985年、念願の埼京線が開通。戸田駅もこのとき誕生します。

 

そんな戸田駅の22年度の1日平均乗降者数は19,259人。都心へのアクセスは良く、乗り換えなしで池袋まで23分、新宿まで25分、渋谷まで35分で到達可能です。また、上野駅までは赤羽駅で宇都宮線に乗り換えて27分、東京駅も同じルートで35分、品川駅へは大崎駅で山手線に乗り継いで46分と、毎日の通勤も苦にならない距離といえます。

 

戸田といえば、真っ先に競艇を思い浮かべる人も多いでしょう。戸田公園にあるボートレース場『BOAT RACE戸田』は、「幻の五輪」といわれている1940年の東京オリンピックのために整備されたものでした。1964年の東京オリンピックではボート競技の競技会場となり、戸田はいまもなお、ギャンブラーを熱くさせるボートファンの聖地です。

 

しかし埼京線の開通により、「ギャンブラーの街」のイメージは徐々に変化します。

 

とくに若年層には、荒川を渡れば東京という戸田の立地が支持され、近年は、大規模なマンションが次々と誕生。街はまだまだ成長過程にあるといった雰囲気です。実際、埼玉県の調査によると戸田市の平均年齢は県内の市町村でもっとも若い42.0歳(23年1月時点)。戸田市は28年連続で、埼玉県で一番若い街の地位を保っています。

 

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