東京都心では、マンション価格がバブル超え。「そんな高いマンションを買えるか……」と思わず嘆息してしまう水準です。いま、会社員が買える街とは。今回は、小田急線「相模大野」に焦点をあてます。
小田急線「相模大野」or「町田」…マイホーム購入、迷った時の決定打となるのは? ※画像はイメージです/PIXTA

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相模原市の中心市街地「相模大野」百貨店の跡地には…

総務省『住民基本台帳人口移動報告』で2021年の転出・転入の状況が発表され、東京23区で初めて転出超過となり話題となりました。人口減少期に入った日本で、さらに人の移動に新しい動きが生まれているなか、転入超過となった市区町村のうち、最も転入数が多かったのが「さいたま市」。「横浜市」「札幌市」と続くなか、「相模原市」が第10位にランクインしました。

 

【「転入超過数の多い市町村」上位10】

1位「さいたま市」10,527人(▲395人)

2位「横浜市」10,1233,837人(▲2,324人)

3位「札幌市」9,711人(▲782人)

4位「大阪市」7,893人(▲8,909人)

5位「福岡市」7,158人(▲751人)

6位「千葉市」 5,920人(1,137人)

7位「つくば市」4,643人(591人)

8位「藤沢市」4,554人(1,310人)

9位「流山市」3,889人(▲178人)

10位「相模原市」3,837人(1,475人)

 

出所:総務省『住民基本台帳人口移動報告』(2021年)より

※(かっこ)内、対2020年

 

トップ10をみてみると、相模原市は人数こそ劣るも、対前年比の増減数は上位10市のなかでトップ。コロナ禍で注目の街だといえそうです。

 

相模原市は人口70万人強、緑区、中央区、南区の3区からなる政令指定都市です。その中心的な街のひとつが「相模大野」。小田急小田原線と、藤沢方面へと向かう江ノ島線が分岐する駅で、小田急線全駅のなかで10番目の乗降客を誇ります。

 

緑区の中心である「橋本」とともに、市の中心市街地と位置づけられ、賑わいの中心は北口から5分ほどの県道51号線(町田厚木線)と駅東側を走る国道16号線に挟まれたエリア。駅ビル『相模大野ステーションスクエア』や、180店舗からなる商業施設、公共施設、マンションが複合した「ボーノ相模大野」などの商業施設があるほか、飲食店も多く点在。繁華街的な要素も混在したエリアとなっています。駅の北口エリアにも南口エリアにも日常使いのできるスーパーがあるので、ある程度のものであれば駅前だけで済ませることができるでしょう。

 

またかつて街のシンボルであった『伊勢丹相模原店』は2021年に解体。その跡地には地上43階、高さ151m、総戸数750戸のタワマンが建つ予定。商業施設も設けられる予定で、完成すれば、市内一の高さを誇るレジデンスになります。