死因・第2位の心不全…医師が即受診を勧める「何気ない症状」 (※写真はイメージです/PIXTA)

「心臓がドキドキする」「なんとなくだるい」…何気ない不調、もしかしたら心不全のサインかもしれません。都立墨東病院の大橋浩一医師は、潜在患者に向け「気になったら即受診を」と強く勧めていますが、このコロナ禍、病院側も難しい選択を迫られているようです。

日本の死因・第2位の「心不全」潜在患者は多いが…

私達の心臓は全身に血液を送り出すポンプの役割をしており、心臓の機能が低下した状態を「心不全」と呼びます。その患者数は2020年には全国で120万人にのぼり、高齢化に伴って、今後も増加の一途をたどると推定されています。

 

日本における死因別死亡総数の順位では、心疾患による死亡は悪性新生物(癌)に次いで2番目に多く、心不全による死亡は心疾患のなかで最も多くの割合を占めています。

 

心不全の原因疾患は多岐にわたり、心筋梗塞や心筋症のように心筋組織が直接障害を受けて心不全を発症する場合や、弁膜症や高血圧などにより、心筋組織に長期的に負荷が加わえられた結果、機能障害が起きて心不全を発症する場合、頻脈性ないし徐脈性不整脈により血行動態の悪化が生じる場合などがあります。

 

日本において心不全の原因疾患で多いのは、順に虚血性心疾患、高血圧、弁膜症というデータがあります。そのうちの一つである弁膜症は年齢とともに罹患率が増加しており、日本の総人口において、65~74歳で約148万人、75歳以上で約245万人の潜在患者がいると推測されます。そこで本記事では弁膜症の一つである「大動脈弁狭窄症」について紹介していきます。

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    都立墨東病院 循環器内科医 

    1986年中国上海市生まれ。2011年3月千葉大学医学部卒。順天堂大学医学研究科大学院博士課程。

    都立墨東病院での初期研修後、循環器内科で後期研修。東京ベイ浦安市川医療センターなどでの研修を経て、2016年より循環器内科のスタッフとして勤務。専門は心血管カテーテル治療、末梢動脈カテーテル治療、心臓超音波検査など。また「華人」として、日常診療の傍ら、墨東病院を訪れる多くの中国人の診療に携わる。

    日本内科学会総合内科専門医。日本循環器学会循環器専門医。
    日本心血管インターベンション学会心血管カテーテル治療専門医。
    日本経カテーテル心臓弁治療学会TAVR(SAPIENシリーズ)実施医。
    日本心エコー図学会SHD心エコー図認証医。

    E-mail wang.hao.yin@gmail.com

    著者紹介

    連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

    ※本記事は、オンライン診療対応クリニック/病院の検索サイト『イシャチョク』掲載の記事を転載したものです。

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