親の時代は「学校に行くのが当たり前」だったが…「我が子が不登校になったら」3つの心構え (※写真はイメージです/PIXTA)

現代の児童・生徒の親は、「学校に行くのは当たり前」「休むのは熱が出たときくらい」という考えが大多数の時代に育ってきました。しかし不登校の子どもが増加する現在、我が子が「学校がつらい」状態になってしまったら、どう受け止め、対応するのが適切なのでしょうか。子どものメンタルを専門に活躍する精神科医・岡田夕子氏が解説していきます。

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昨年度、小中学生の不登校は19万人以上…過去最多に

近年、不登校の児童・生徒の割合はどんどん増えています。

 

高校生は単位のために出席が必要であることから、不登校を継続し続けることができないため目に見える人数は少なくなります。ですが、学校に行きにくいと感じている子の数は、小中学生と変わらないと考えてよいでしょう。

 

ここでは、もし自分の子どもが不登校になってしまったら、親として「どう考えていけばいいのか」、そして「どういう行動を心がけたらいいのか」について、「3つの心構え」としてお話していきます。

 

①学校は命をかけていくところではない

 

まず、なぜお子さんが学校に行きたくないのか、考えてみましょう。その原因はさまざまですが、共通しているのは「学校がつらい」ということです。

 

いじめに遭っているのかもしれない。友達関係がうまく築けないのかもしれない。勉強についていけないのかもしれない。先生が自分を他の子と差別するのかもしれない――、ここには挙げきれないほどたくさんの原因を見てきました。

 

そんな事実を反映しているのか、2020年度、小中高生の自殺者数は統計上初めて400人を超え過去最高となりました(2021年文部科学省発表)。

 

子どもたちの世界というのは、大人のそれと比べると極端に狭い世界です。学校が全て、と考えている子どももいることでしょう。そんな中で「学校がつらい」という気持ちのまま学校に行き続ける子どもたちの中から、「死」を選んでしまう子どもが一定の割合でいて、その数は年々増えているのです。

 

学校は命がけで行くところでしょうか?

 

死に至るかもしれない、学校がつらいという気持ちを抱え続けたまま、学校に行き続けることは望ましいことでしょうか。親にとって、子どもに先立たれることは何よりつらいことでしょう。学校が命がけでいくところでないことは、ご理解いただけるのではないかと思います。

ひだまりこころクリニック 名駅エスカ院
五十嵐こころのクリニック 精神科医

精神保健指定医・日本精神神経学会専門医・指導医。

滋賀医科大学卒業後、小児科医・産業医として働いたのち精神科医になる。

単科精神科病院での勤務を経て、現在は名古屋市のひだまりこころクリニックで一般精神科外来を行いながら、京都府京田辺市の五十嵐こころクリニックにて児童精神科医として10代の診療にあたっている。Web上ではみずき@精神科医の名前でTwitter、YouTubeを中心に発信・啓蒙活動を行なっている。

著者紹介

連載現役医師が解説!様々な「カラダの不調」への対処法

本記事は、最先端の「自分磨き」を提供するウェルネスメディア『KARADAs』から転載したものです。

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