「南砂町」周辺でマイホームを実現させるなら
工場や貨物駅の跡地に大規模な複合施設が建ち、交通利便性も生活利便性も、ファミリー層には申し分のない「南砂町」。一見、再開発で“どこにでもある街”になってしまうところ、アクセントになっているのが、駅からは少々離れているところにある「砂町商店街」。600mほどの道に約180の店が軒を連ねる商店街で、いまなお下町情緒が残り、観光客からも人気です。
そんな「南砂町」ですが、コロナ禍の2021年、地価は-0.9%ほど下落しました。ただコロナ前、2014年ごろからは2~4%と安定した上昇をみせていました。また江東区内の駅では、比較的地価が安いのも、ひとつの魅力。快速通過駅であることが、お手頃価格の要因かもしれません。
国土交通省『土地総合情報システム』によると、「南砂町」周辺(徒歩20分圏内)で取引された中古マンションの平均平米単価は57.3万円。ファミリータイプの3LDK以上のマンションに限っても平均4,145万円(平均73.0平米)と、都心から好アクセスでありながらリーズナブルといえる水準。マンション開発が特に盛んだった20~30年前の物件が豊富ですが新築マンションの分譲も多く、ファミリータイプで平均5,000万~7,000万円程度。検討しやすい価格帯です。
マンション購入の際の平均自己資金率は35%であることから、仮に7,000万円の新築マンションを、2,450万円の頭金を用意し、以下の条件で借入を行い購入したとします。
借入金額:4,550万円
返済方式:元利均等
金利:当初5年0.6%、以降1%と想定
返済期間:31.5年
返済期間が20年の場合は、5年間は20万1,233円、6年目以降は20万7,267円。返済期間が30年の場合は、5年間は13万8,136円、6年目以降は14万4,996円となります。もちろん実際の給与にもよりますが、東京・都心10分強の生活が無理なく手に入る水準です。
近年、沿岸エリアを中心にファミリー層が増加する江東区は子育て支援にも積極的。待機児童数も少なく、働きやすい環境が整備されています。犯罪件数も少なく、都内でも治安の良いエリアといわれているので、ファミリー層も安心でしょう。
難をあげるとすれば、地下鉄の混雑。緊急事態宣言下では落ち着いていましたが、最近は乗るのも困難な場合も。また大型商業施設以外は目立ったスポットが少ないため、夜になると幹線道路以外は少々暗め。子育て層には不安な点かもしれません。