東京都心では、マンション価格がバブル超え。「そんな高いマンションを買えるか……」と思わず悪態をついてしまう水準です。いま、会社員が買える街とは。今回、焦点をあてるのは、東京メトロ東西線「南砂町」。
東京・大手町勤務の会社員…東西線「南砂町」にマイホーム購入は正解か【シミュレーションで検証】 ※画像はイメージです/PIXTA

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都心まで10分強…好アクセスで生活環境も抜群

東京都江東区の東部に位置する「南砂町」駅。東京メトロ東西線、快速電車の通過駅です。コロナ禍前の2019年、1日の乗降数は約6万人でした。

 

沿線の宅地開発の進行で東西線は「日本で一番混雑する」という不名誉な称号が与えられた路線。この問題を解決するため、現在、「南砂町」駅では2面3線化工事が進行中。当初、2020年の完成と言われていましたが、地盤の影響で延期。2027年の完成を目指しています。

 

そんな「南砂町」駅は、近年、利用者が増加。その要因となっているのが、ファミリー層の増加です。

 

交通面でいえば、「大手町」まで12分ほどと、都心のオフィスワーカーにとっては絶好の立地。これくらいであれば、日本一の混雑も我慢ができるのではないでしょか。

 

駅周辺はもともと工場が多く立地していた場所。1990年ごろから地方へと移転し、その跡地には高層マンションや商業施設、医療機関が作られました。

 

葛西橋通りに建つのは、「イオン」やホームセンターの「ドイト」、複合エンターテインメント「ラウンドワン」のほか、約40の専門店が集まる「トピレックプラザ」。再開発が進む駅南側には、「イオンフードスタイル by ダイエー」や「カインズ」、「コジマ×ビックカメラ」などの大型店のほか、約100の専門店が集結する「SUNAMO」。さらに旧貨物駅だったところには、約120のテナントが入る「アリオ北砂」。ファミリー層には嬉しい大型商業施設が3つもあり、さらに幹線道路沿いには、「ヤマダ電機」や「ニトリ」などの大型店も。ほとんどの買い物は地域内ですますことができます。

 

さらにファミリー層に嬉しいのが「仙台堀川公園」。延長3.7km、面積10.4haを誇る都内最大の親水公園。さらに2つ都心よりの「木場」駅の近くに約24万2,000㎡の「木場公園」。植物館や各種スポーツ施設、バーベキュー広場など有する「夢の島公園」へのアクセスも良く、都心に近い立地ながら、休日には自然に触れてゆったりと過ごすことができます。