唖然!ケアプランを作らない、やる気がない「ケアマネ」のナゾ

相沢 光一
唖然!ケアプランを作らない、やる気がない「ケアマネ」のナゾ
(※画像はイメージです/PIXTA)

ケアマネは担当する30人前後の利用者を平等に目配りすることは難しく、利用者によって差が出てくるという。 ※本連載は相沢光一著『介護を左右する 頼れるケアマネ 問題なケアマネ』(河出書房新社)より一部を抜粋、再編集したものです。登場するケアマネの方々、サービス事業者の方々のお名前は、すべて仮名です。

やる気を失ったケアマネも実際に存在する

ケアプランの作成は、それほど手間のかかるものなのでしょうか。

 

「サービスの内容はかなり詳細に書く必要がありますから、それなりに手間はかかると思います。でも、キャリアを積んだケアマネなら、1時間もあれば作成できるのではないでしょうか。ですから、催促から2週間ぐらいしたころにはさすがに頭に来て、役所の担当者に『ケアマネがケアプランをつくってくれないんです』と連絡しました。山本さんは何らかのペナルティを受けたと思います」

 

衛藤さんは、ケアマネが肝心のケアプランをつくらなかった理由は、いまもわからないといいます。

 

「同情的に見れば、仕事に疲れて精神的に病んでいたのかもしれません。ケアマネがケアプランをつくらないなんて、ふつうではありえないことですからね。でも、そうだとしても、そんな状態で担当を引き受けること自体、利用者さんに失礼だと思います」

 

衛藤さんは、これをレアケースだといいますが、そのような、やる気を失ったケアマネも存在する。信頼できる人ばかりではないことは頭に入れておいたほうが良さそうです。

 

 

相沢 光一
フリーライター

 

介護を左右する 頼れるケアマネ 問題なケアマネ

介護を左右する 頼れるケアマネ 問題なケアマネ

相沢 光一

河出書房新社

有能な人が担当になればラッキー。ところが、そうでない人だと…。介護サービスを受ける際の中心的な存在であるケアマネージャー。その良し悪しはどこで判断できるのか、「もっといい人を」と思ったら、どう対処すべきか。著者…

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