京都の大人気ステーキ丼専門店が「30社面接を受けて全滅した人」を採用したワケ (※写真はイメージです/PIXTA)

営業はランチのみ、どんなに売れても1日100食限定と、従来の業績至上主義とは真逆のビジネスモデルを実現する京都の国産牛ステーキ丼専門店『佰食屋』。ここでは「30社面接を受けて全滅した人」のように、他社では採用されない人材でも、積極的に受け入れています。そんな佰食屋が考える「人材採用のあり方」について、詳しく見ていきます。※本記事は『売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放』(株式会社ライツ社)から一部を抜粋・再編集したものであり、本文中の店舗情報は現在と異なる場合があります。

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中卒、障がい者、高齢者…「就活弱者」を活かす採用

佰食屋では、さまざまな背景を持った人、つまり普通の会社から見ると「マイノリティ」の方が働いています。

 

子育て中の主婦やシングルマザー、障がい者や留学生、中卒、高齢者…。70歳以上の人も3名いて、わたしは彼女たちのことを「おばあちゃんズ」と呼んでいますが、めちゃめちゃ元気で現役で、バリバリ働いてくれています。

 

これまでの経験から、コンプレックスを持っている人がとても多いです。

 

面接で20社30社受けたけれど、どこにも採用されなかった。子育てや介護で早く帰らなければならず、周りのスタッフに申し訳ないと感じていた。なかには、「どんなに頑張ろうがミスをしなかろうが、なにか気分を損ねると、アルバイト先の先輩に殴られる」という理不尽な経験をした人もいました。

 

こういった人たちを採用するようになったのは、「残業ゼロ」「誰でもできる仕事」といった職場環境にくわえ、「学歴不問、職歴不問」にしていたおかげでもあるのですが、あるとき気づいたのは、これまでの苦労がたくさんあるからこそ人にやさしくできる人が本当に多い、ということでした。

 

これまで不遇な扱いを強いられてきたからこそ、まず会社の方から「あなたを大切にします」という姿勢を示すことで、自然と従業員も「この職場を大切にしたい」という思いを持ってくれているのかもしれません。

 

世の中がイメージする「仕事ができる人」は、手際がいい反面、ちょっとした軋轢を生む危険もはらんでいます。

 

テキパキ仕事ができるからこそ、少しでも自分のペースを乱されると、「ちょっと待って!」と口調が乱暴になる。思うように仕事の進まない同僚がいると、「しっかりしてよ!」とイライラする。イライラは周りにも伝播します。それがお店の雰囲気を損ねてしまう。

 

真面目にコツコツと仕事ができる人。おとなしくて消極的だけど、人にやさしく接することができる人。いわゆる「就活弱者」と呼ばれる人の中には、そういった人たちがたくさんいます。多くの会社は、そんな人たちのすばらしさを見落としてしまっているのではないでしょうか。

 

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売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放

売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放

中村 朱美

ライツ社

各メディアで話題沸騰中の「佰食屋」店主、初の書き下ろし著書。 ・ランチのみ、の国産牛ステーキ丼専門店 ・どんなに売れても、1日100食限定 ・営業、わずか3時間半 ・インセンティブは、早く売り切れば早く帰れる ・飲…

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