洗練されたビジネス英語メールについて、ビジネス英語研修会社Q-Leap代表取締役社長・浅場眞紀子氏が解説。 ※本記事は、書籍『英文Eメールハンドブック』(アルク)より一部を抜粋、再編集したものです。
氏名の後ろに「san」もアリ?英文ビジネスメール術『宛名の書き方』 (※写真はイメージです/PIXTA)

「Eメールのやりとりはダンス」の真意

Eメールのやり取りはよく「ダンス」に例えられます。つまり「相手に合わせて踊っていれば大きな間違いは起きない」ということです。

 

相手がフォーマルな呼び掛けを好むのならこちらもフォーマルに、相手がフランクでカジュアルなやり取りを好むのならこちらもそうすると自然なやり取りになります。

 

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フォーマルなやり取りを好む相手にカジュアルに返していると「無礼な人、軽い人」と思われ、逆にフランクなやり取りを好む人にいつまでもフォーマルさを崩さないでいると「親しくなりたくないんだな」と判断されかねません。

 

「郷に入れば郷に従え」のことわざ通り、英語のコミュニケーションでは英語ルールを基本にすれば間違いないでしょう。

 

ただ、多国籍なビジネス環境で親近感を増すために、お互いの文化や言語を尊重して取り入れるのは素晴らしいことだと思います。日本語の敬称「(-)san」(XXXさん)が好んで使われるのも、そのような背景によるものですね。

 

 

浅場 眞紀子

ビジネス英語研修会社Q-Leap 代表取締役社長