スピード・精度・効果重視の英文メール「読んでもらえる件名」作成術
件名はメールを構成する要素の中で、最も重要なパーツと言っても過言ではありません。件名によっては優先的に読んでもらえたり、読んでもらえなかったり、最悪の場合には迷惑メールに振り分けられてしまうことさえあります。メールの核を成すトピックセンテンス※1と連動させることによって、メールの内容を正しく反映し、簡潔で具体的、かつ中身を読んでもらえるような件名を作成しましょう。
※1 そのメールの目的を満たす最も重要なメッセージのこと。
<件名作成のコツ>
◆省略可能な機能語(前置詞、冠詞、代名詞、接続詞、助動詞など)を省き、6~10語(スマホの横幅に一度で表示できる長さ)に抑える
◆初めてメールを出す相手の場合は特に件名を具体的にする
◆コロン(:)を効果的に使う
◆動詞は冒頭に置かず名詞や動名詞(-ing)の形にする
◆返信や対応の期限を入れる
◆最も重要な情報を前に出す
◆書き手の判断によっては、結論を件名には入れずに本文でのみ伝えることも可能
◆ネガティブな内容はなるべく入れない。ただし苦情の場合は、具体的な内容を件名に盛り込むべき
◆単語の並び替えには「複合名詞※2のテクニック」を使う
※2 2つ以上の名詞同士、または名詞と他の品詞をつなげて1つの意味を成すもの
トピックセンテンスを活用すれば、効果的な件名を作成することができます。「日本語発想例」(初級者向け)と「英語発想例」(中・上級者向け)という2つのレベルで考えていきましょう。