洗練されたビジネス英語メールについて、ビジネス英語研修会社Q-Leap代表取締役社長・浅場眞紀子氏が解説。 ※本記事は、書籍『英文Eメールハンドブック』(アルク)より一部を抜粋、再編集したものです。
「英文の段落分けには鉄則がある」ビジネス英語研修のプロが解説 (※写真はイメージです/PIXTA)

英語で文書を書くときの「パラグラフの作り方」

日本語の文章でも改行して段落を作りますが、なぜ段落を変えるのかということに関してはあまり明確にされていないようです。小学校の作文の授業でも、「段落が長くなってきたからなんとなく」とか「場面が変わったから」といった曖昧な説明しかされていなかったのではないでしょうか。

 

一方、英語の文書では、改行して新しいパラグラフを作ることには明確な理由があります。英語で文書を作成する上で、パラグラフ(段落)について正しく理解することはとても重要です。

 

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パラグラフのルール

 

◆1パラグラフ1メッセージ。アイデアごと(=考えのまとまりごと)にパラグラフ分けをする

 

◆英文Eメールでは1文でもパラグラフとして扱うことができる

 

◆無意味な改行をしない

 

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英語の文書には「1パラグラフ1メッセージ」という鉄則があります。1つのパラグラフを読めば特定の内容に関して把握できる、という作りになっています。Eメールの場合も、この鉄則を守ることで読み手にとって内容を素早く把握できる便利な構成になります。