営業には、押しの営業と引きの営業という二つのスタイルがあります。本記事では、元野村證券でYouTuberの宋世羅(そんせら)氏の著書『ヨイショする営業マンは全員アホ 1%だけが知っている禁断の法則』(飛鳥新社)より一部抜粋・編集して、「ガツガツ強気に提案する押しの営業」でトップセールスになれる理由を紹介します。
なぜ「ガツガツ強気に提案する営業」でトップセールスになれるのか? (写真はイメージです/PIXTA)

新人営業マンは「押しの営業」から始めた方がいい理由

引きの営業正義マンが大量発生している理由、二つ目が「俺は強引に行かないですよブランディング」です。

 

要は「私は引きの営業マンなのでお客様の味方ですよ」みたいなブランディングをかます奴が多すぎるという話ですが、もちろんこれは間違いです。引きの営業=お客様に寄り添っている、お客様の味方ではない。

 

押しの営業とは、お客様に強引に必要ないものを買わせるわけではなく、徹底的に勉強して考え抜いて、その腹落ちからくる自信と責任から生まれる圧倒的な説得力と勢いなんです。

 

私の経験上、野村証券でも保険業界でも、トップセールスは必ず押しの営業です。これが現実。

 

もちろん、ある程度経験を積めば、自分が押しの営業タイプなのか引きの営業タイプなのかは自ずと分かってきますが、これから営業を始めようだとか、特に新卒の新人営業マンは、まずは押しの営業から始めたほうがいいんじゃないか、というのが私の結論です。まずはそこを磨こうと努力しましょうという話です。

 

野球にたとえるなら、小学生にまず全力でバントの練習からさせないと思うんですね。まずは将来的なことを考えて、ホームラン目指してブンプン振り回せという指導をすると思うんです。

 

雑な言い方をすると、押しの営業に比べると、引きの営業なんて簡単で、そんなの経験さえあれば誰でもできるということ。

 

そんなイメージで、まず腹落ちからくる自信と責任から生まれる押しの営業にこだわってみるのはどうかなと思います。
 

 

宋 世羅

元野村證券YouTuber