相続税対策は、最も効果的なタイミングで適切に実行を
一般的に、理想とされる対策は「遺産分割対策」「納税資金対策」「節税対策」の順に行うことされていますが、これらを今すぐに実行しなければならないわけではありません。一度対策を立てたとしても、資産の状況や節税のトレンドは日々変動します。新たな節税商品や税制改正など、さまざまな要因によってそれまで王道とされていた対策が無効になり、新たな対策が最適となることもあります。家族構成が変化したり、財産内容が動いたりと、ご家族を取り巻く環境も変化するかもしれません。
対策の実行は、最も効果を発揮するタイミングで適切に実行しましょう。また、対策の計画から実行までに時間が経過している場合は、最新の資産状況や税制などをもとに定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。
正しく現状を把握し予想される相続税額が明確になるだけでも、ずいぶん気持ちが楽になったというお声をよく耳にします。それは、漠然とした不安が「見える化」され、解決への道筋が立てられるようになったからではないでしょうか。余裕をもって準備することで、財産を受け継ぐご家族とも話し合いがしやすくなります。もちろん対策を検討する中で問題点もあぶり出されてくると思いますが、慌てる必要はありません。一つ一つ適切な対策を考え、改善すればいいのです。
相続対策に前向きに取り組み適切な相続対策を導き出すことで、財産を残すご本人と受け継いでいくご家族のこれからをより充実したものにしていきましょう。相続対策について迷われた際には、必ず中立・公正な視点からアドバイスをくれる専門家に相談をするようにしてください。
藤宮 浩
フジ総合グループ 株式会社フジ総合鑑定 代表取締役/不動産鑑定士
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