経済発展目覚ましいベトナムには、様々なビジネスチャンスが存在します。本記事では、ベトナムの株式運用で高い実績を誇るキャピタル アセットマネジメント株式会社の現地部門による、ほかでは知ることのできないベトナム経済の詳細情報を紹介します。

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ホーチミンからバスで約4時間、緑豊かな「川の都」

カントー市(Can Tho City)は、ベトナム最南部にあるメコンデルタの中心に位置する中央直轄市です。ホーチミン市の西約160キロメートルに位置し、同市からはバスで3時間半~4時間、ハノイからは飛行機で2時間のところにあります。

 

Data in 2019 出所:カントー市人民委員会
Data in 2019
出所:カントー市人民委員会

 

空港、港湾、工業団地が整備され、メコンデルタ地方で最もインフラの整った場所です。緑豊かな果樹園が豊富で、運河に囲まれていることから別名「川の都」と呼ばれています。食物が豊富で、特にフルーツの種類が多く新鮮なものが安価で手に入ります。地元の人々の温かい人柄や個性豊かな文化も魅力です。

 

GRDP成長率は、全国平均を上回る「6.21%」

2016~2020年の平均域内総生産(GRDP)の成長率は6.21%で、全国平均の6.01%を上回りました。2020年の一人当たりGRDPは約4,107ドルで2015 年に比べ1.6倍になりました(全国平均の1.4倍)。カントー市の経済構成では、サービス業が約50%を占め圧倒的です。

 

出所:GSO
[図表1]域内総生産(GRDP)成長率 出所:GSO

 

 

出所:各省の統計局
[図表2]2020年一人当たり域内総生産 出所:各省の統計局

 

 

出所:GSO
[図表3]カントー市の経済構成 出所:GSO

陸・海・空の交通インフラが整い、工業も充実

2010年に開港したカントー国際空港は、メコンデルタ地域の交通インフラの中でも特に重要な役割を担っています。ベトナム国内のみならず、海外への直行が可能な同空港によって、カントー市はよりダイナミックな都市になりました。

 

大型貨物が利用できる新港も2007年開港となり、カントー市とホーチミン市をつなぐ高速道路の建設も進んでおり(23年初頭開通予定)、交通インフラは急速に発達しています。

 

 

その結果、農産物や水産加工物といったメコンデルタ地域の主力産業の重要なハブとしての機能を果たしています。カントー市には3つの開発中を含めた総面積2,885ヘクタールの工業団地が(9つ)あります。

 

教育・研究施設も充実していて、総合大学が6校、短大が10校、専門学校は14校、職業訓練校も73校あり、さらにICTイノベーションセンター、メコンデルタ稲研究所等の科学研究機関も設置されています。

 

 

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本記事は、キャピタル アセットマネジメント株式会社が提供するベトナム通信を転載したものです。当資料は、情報提供を目的として、キャピタル アセットマネジメント株式会社(CAM)が作成したもので、投資信託や個別銘柄の売買を推奨・勧誘するものではありません。また、CAMが運営する投資信託に当銘柄を組み入れることを示唆・保証するものではありません。当資料の内容は作成基準日現在のものであり、将来予告なく変更されることがあります。当資料に市場環境等についてのデータ・分析等が含まれる場合、それらは過去の実績及び将来の予想であり、今後の市場環境等を保証するものではありません。当資料は当社が信頼性が高いと判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。

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