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ホーチミンからバスで約4時間、緑豊かな「川の都」
カントー市(Can Tho City)は、ベトナム最南部にあるメコンデルタの中心に位置する中央直轄市です。ホーチミン市の西約160キロメートルに位置し、同市からはバスで3時間半~4時間、ハノイからは飛行機で2時間のところにあります。
空港、港湾、工業団地が整備され、メコンデルタ地方で最もインフラの整った場所です。緑豊かな果樹園が豊富で、運河に囲まれていることから別名「川の都」と呼ばれています。食物が豊富で、特にフルーツの種類が多く新鮮なものが安価で手に入ります。地元の人々の温かい人柄や個性豊かな文化も魅力です。
GRDP成長率は、全国平均を上回る「6.21%」
2016~2020年の平均域内総生産(GRDP)の成長率は6.21%で、全国平均の6.01%を上回りました。2020年の一人当たりGRDPは約4,107ドルで2015 年に比べ1.6倍になりました(全国平均の1.4倍)。カントー市の経済構成では、サービス業が約50%を占め圧倒的です。
陸・海・空の交通インフラが整い、工業も充実
2010年に開港したカントー国際空港は、メコンデルタ地域の交通インフラの中でも特に重要な役割を担っています。ベトナム国内のみならず、海外への直行が可能な同空港によって、カントー市はよりダイナミックな都市になりました。
大型貨物が利用できる新港も2007年開港となり、カントー市とホーチミン市をつなぐ高速道路の建設も進んでおり(23年初頭開通予定)、交通インフラは急速に発達しています。
その結果、農産物や水産加工物といったメコンデルタ地域の主力産業の重要なハブとしての機能を果たしています。カントー市には3つの開発中を含めた総面積2,885ヘクタールの工業団地が(9つ)あります。
教育・研究施設も充実していて、総合大学が6校、短大が10校、専門学校は14校、職業訓練校も73校あり、さらにICTイノベーションセンター、メコンデルタ稲研究所等の科学研究機関も設置されています。
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