1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場は中国市場などを除いて概ね上昇しました。米国株式市場は、新型コロナワクチン接種の進展や良好な企業決算発表などが好感され、景気敏感株などが上昇しました。一方、ハイテク・グロース株には利益確定売りが続きました。4月雇用統計は大きく下振れましたが、超緩和的な金融政策の長期化期待が支援材料となりNYダウは最高値を更新しました。先週末のNYダウは2週間前比で2.16%上昇しました。日本株式市場は、世界的な景気回復への期待や総じて良好な国内での決算発表などを受けて、市況関連や金融株など景気敏感セクター中心に上昇しました。日経平均株価は1.16%上昇しました。欧州株式市場は、新型コロナワクチン普及による経済正常化への期待が高まったことや、強い経済指標などを好感して、独DAX指数は0.79%、英FTSE100指数は2.75%上昇しました。中国株式市場は、高値警戒感に加えて新興国の新型コロナの感染拡大が警戒されたことなどから上海総合指数は1.59%。香港ハンセン指数は1.61%下落しました。
<リート>
グローバル・リートは、欧米株高などを受けて、1.10%上昇しました。
<債券>
米国の債券市場は、景気回復期待が続く中で一部の経済指標が予想を下回ったことや、金融当局から早期の金融緩和縮小を否定する発言を受けて、長期債利回りはほぼ横ばいとなりました。日本、独、英の長期債利回りも小幅な変動となりました。
<為替>
円相場は円安となりました。対ユーロでは、発表された欧州の経済指標が予想を上回るものがあった事や、コロナワクチンの接種が進んできたため今後の経済回復への期待が高まってきている事を受けて1.22%の円安になりました。対米ドルでも0.44%の円安となりました。
<商品>
原油価格は、欧米などでのワクチン接種が進み景気回復期待が高まり、4.44%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2021年4月26日~5月7日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2021年5月10日)
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