香港の新しい金融機関であるニッポン・ウェルス(NWB:Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank)は、本年3月に第1回投資フォーラムを香港にて開催した。一般投資家を対象とした同フォーラムには日本および香港より多くの参加者が集まり、アジアのみならず世界中の投資家が注目する国際金融都市「香港」に対する関心の高さが窺えた。本稿では、同投資フォーラムの概要を2回に分けて紹介したい。

場所は香港「ザ・ペニンシュラ」のオフィス棟・最上階

本年3月、香港の新しい金融機関であるニッポン・ウェルス(NWB:Nippon Wealth Limited, a Restricted Licence Bank)は、第1回投資フォーラムを金融情勢、各国・地域の経済状況、投資商品などについてそれぞれの専門家が講義を行う形で開催した。

 

 

会場は、香港の最高級ホテル「ザ・ペニンシュラ」に隣接するオフィス棟の最上階に位置するNWBの会議室だ。株式と債券の中間の性格を持つ「優先証券」のファンド、仕組み債、ヘッジファンド運用、中国およびその他アジア地域の最新経済事情、アジアで注目の不動産など、講義内容は多岐にわたり、主に30代から60代の日本人参加者は3日間にわたり金融および投資の最前線をじっくり学んだ。

 

初日は、特別セッションとしてマネックス証券(株)チーフ・ストラテジストの広木隆氏よりマイナス金利の定義およびその市場への影響について説明された。その後NWBの香港本社のゲストラウンジにて歓迎レセプションが開かれ、参加者は国際金融都市香港の「100万ドルの夜景」をまさに堪能できる素晴らしい眺めを満喫しながら歓談を楽しんだ。

金融商品だけでなく不動産関連のセッションも

2日目はNWBの取締役兼CEO中島努氏による開会の挨拶に始まり、香港内外の金融の専門家6名が入れ替わりでそれぞれの専門分野を1時間ずつ講義を行った。

 

第1セッションは、プリンシパルインベストメントの守谷毅ディレクターがハイブリッド証券の投資戦略をテーマに、優先証券についての概要と最近の傾向について講義した。高い信用度、デフォルト率の低さ、金利上昇期間中の高パフォーマンスなど、あまり広く知られていない優先証券に関する詳細の説明がなされた。

 

第2セッションは、コメルツバンクのエクイティーマーケット&コモディティの三宅崇之氏が仕組み商品の新トレンドについて、具体的な商品とそのメリットおよびデメリットについて説明した。日本国内では機関投資家向けの商品となっており、現在のところ個人投資家向けには販売されていないものの、将来的には購入できるようになる可能性もあるようだ。

 

第3セッションでは、NWBの株主でもあり香港の大手金融グループであるコンボイ・フィナンシャルのネオ・ウィンCEOみずからがレクチャーし、アジアの不動産投資とそのトレンド、魅力について語った。海外不動産投資のメリットおよびデメリット、人気の不動産投資先などが説明された。

 

 

昼食は、香港九龍半島側の中心地チムサーチョイの飲茶の老舗、映月樓(セレナーデ)にて、ビクトリア湾が目の前に広がる眺望を楽しみながら講演者と一般投資家が一同に会して食事を楽しんだ。

 

同レストランは斬新な味の点心や創作点心を楽しみたい人に人気で、ガイドブックには必ず載っていると言っても過言ではないほどの有名店だ。

当記事の記載内容は情報の提供および学習を目的としたものであり、運用は必ずご自身の責任と判断によって行ってください。また、当記事に基づいて運用した場合の投資結果については、NWBおよび幻冬舎グループはいかなる責任も負いかねます。

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