内容紹介:
世の中は老後の不安を煽る本や雑誌が溢れている。「老後は1億円必要」などと言われれば、多くの人は不安になってしまう。果たしてどれだけのお金を、どのように準備すればいいのか・・・?
当然だが、老後への備えは必要だ。老後は長く、何が起きるかわからないから、楽観的になりすぎるのはよくない。けれども、だからといって不安に怯えても仕方ないのである。
この本の基本的なスタンスは、豊かさの追求ではなく「長生きをして、その間にインフレが来ても、生活資金が底を突かない」ことである。老後の安心を何より大切にし、儲けるための攻めの運用ではなく、リスクを避けるための守りの運用について指南する。
もちろん、老後資金の運用は、定年前後のサラリーマンだけでなく、自営業者や若手サラリーマンの関心も大きいだろう。「自分の老後に準備するお金」が明確になれば、将来の不安や焦燥感は軽減するはずだ。
書籍名:『老後破産しないためのお金の教科書―年金・資産運用・相続の基礎知識』
著者:塚崎 公義
久留米大学商学部教授。東京都生まれ。1981年、東京大学法学部卒業。同年、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に調査関連部署に勤務した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。著書に『初心者のためのやさしい経済学)』(東洋経済新報社、『増補改訂 よくわかる日本経済入門』(朝日新聞出版)、『世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書』(宝島社)など多数。趣味はフェイスブック。
出版社:東洋経済新報社
価格:本体1400円+税