内容紹介:
いま、ビジネスホテルが一大変革期を迎えている。
かつて勢いを誇ったホテルチェーンが時代の波に呑みこまれる一方、その間隙を突き、新しい価値観を客室やサービスに持ち込んだホテルベンチャーが力をつけ、表舞台に登場してきているのだ。
著者によれば、いま取材していて面白いのは、ラグジュアリーホテルではなく、ビジネスホテルだという。ラグジュアリーホテルは、話題性こそ大きいものの、オフィスなどの複合ビルに入ることが定石となっており、豪華で豪勢だけれども意外性がない。一方、ビジネスホテルは、事業者の思い入れを自由に表現でき、いくらでも冒険できる世界。各方面で経験を積んだインテリアデザイナーが、未経験だったビジネスホテルに挑戦し、面白い空間を作るといったケースも見受けられる。
ホテルの進化の様子とともに、ホテル運営の近況についてもつぶさに判りやすく紹介されており、これを読めば、ビジネスホテルを見る目が変わること請け合いだ。
書籍名:『進化系ビジネスホテルが、予約がとれないほど人気なワケ』
著者:永宮 和美
ホテル・旅行産業ジャーナリスト。1958年、福井県生まれ。オータパブリケイションズに入社し、海外旅行業界誌「トラベルタイムス」編集部勤務。海外ホテル、外国政府観光局などの取材を担当する。その後、ホテル業界誌「週刊ホテルレストラン」副編集長。1998年からフリーランスとして活動している。
出版社:洋泉社
価格:本体1400円+税