なぜ「エスプレッソ」はあんなにも少量で、味が濃いのか?

「エスプレッソ=小さなカップで飲む、味の濃いコーヒー」と思っている人は多いでしょう。しかしエスプレッソは、通常のドリップコーヒーとは似て非なるもの。違いを知ると、もっと楽しめるようになります。今回はエスプレッソに対してよく疑問にあがる「なぜあんなにも少量で、味が濃いのか」を紐解いていきます。

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「ドリップコーヒー」と「エスプレッソ」の違いとは?

同じコーヒー豆を原料としているドリップコーヒーとエスプレッソの最大の違いは、何よりも抽出方法にあります。

 

コーヒーは通常、コーヒーの粉を入れた紙や布に、お湯をゆっくり注いで2〜3分かけて丁寧にドリップします。コーヒーカップ1杯約120㎖。基本的にはマシンを使わずに淹れ手がポットからお湯を注いで抽出します。この他、日本で発展したものに、大気圧での抽出でなく、吸引式のサイフォンコーヒーがあります。

 

それに対してエスプレッソは、エスプレッソマシンというマシンを使って金属フィルターで抽出します。抽出時間は25〜30秒。温度は94度から98度、1杯約30㎖(1オンス)、容量はデミタスカップ半分ほどです。

 

エスプレッソには、イタリア語で「速い」という意味があります。英語でいうとエクスプレスであり、発音も「エクスプレッソ」です。そのネーミングは素早く抽出できるという特徴に由来するという説が有力です。この他、イタリア語のエスプレッソには「表現する」という意味もあります。このことから、エスプレッソの淹れ手であるバリスタが最高の一杯を表現するという意味が込められているという説もあります。

 

コーヒーを淹れる紙や布に相当するのは金属製のポルタフィルター。ポルタフィルターという名前は英語の「ポーション」に由来しており、エスプレッソを抽出するための定量(ポーション)を詰めるフィルターという意味です。この浅い円柱形のフィルターに詰めたコーヒーの粉の塊を「コーヒービスケット」、または単に「ビスケット」と呼びます。

 

基本的にお店のエスプレッソマシンで電気式に淹れるのがエスプレッソ。家庭用として、サイフォンに似た直火式のエスプレッソ用器具(マキネッタ)もあります。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

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ダブルトールカフェ 代表

1967年、東京都生まれ。1歳からスキー板をはき、小学生でアメリカ・シアトルにスキー遊学。日本の大学を卒業後、将来を模索するべく懐かしのシアトルへ。現地で建築建材の会社を起業。そこで“本物のエスプレッソ”と運命の出会いを果たす。それを日本に広めるため、帰国後の1995年に「ダブルトールカフェ」を開店。日本に数少ない本格的なエスプレッソ専門チェーンとして東京都内を中心に複数店舗を展開する。エスプレッソマシンのオリジナル開発や自社農園の開発にも果敢に挑む。

著者紹介

連載コーヒー専門家が教える「エスプレッソ」の真実

※本記事は、齊藤正二郎氏の著書『エスプレッソからはじめよう』(幻冬舎MC)より抜粋・再編集したものです。

エスプレッソからはじめよう

エスプレッソからはじめよう

齊藤 正二郎

幻冬舎メディアコンサルティング

本物のエスプレッソは工場では決して作れない! エスプレッソの起源、エスプレッソマシンの匠の技、エスプレッソの健康効果など、魅惑の飲み物エスプレッソについてエッセイでお届けします。

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