1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はまちまちとなりました。米国株式市場は、コロナワクチン開発の先行きに不透明感が強まったことや、追加経済対策の成立の遅れが嫌気されました。一方で米9月小売売上高の上振れなどは好感されました。NYダウは週間では0.07%上昇しました。日本株式市場は、円高に加えて、新型コロナワクチンの治験中断の報道や米国の追加経済対策を巡る不透明感などが嫌気されました。ただ下値を売る動きも限られ小幅の下落となりました。週間では0.89%下落しました。欧州株式市場は、英国とEUの貿易協定の先行き不安や、新型コロナ感染拡大への警戒感などを背景に下落しました。DAX指数は1.09%、FTSE100指数は1.61%下落しました。中国株式市場は、深セン経済特区の創設40周年に合わせて習近平国家主席が記念式典に出席することが伝わり、地域振興策や政策への期待が相場を支える展開となりました。上海総合指数は1.96%、香港ハンセン指数は1.11%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、世界的な新型コロナ感染拡大への警戒感などから2.74%下落しました。
<債券>
米国の長期金利は、追加経済対策を巡る協議の難航を受けてリスク回避が強まったほか、新型コロナ感染拡大への警戒感などから0.028%低下しました。日本、ドイツ、英国の長期金利も低下しました。
<為替>
円相場は円高となりました。欧州全域での新型コロナ感染拡大による主要都市のロックダウンへの警戒感などから対ユーロでは1.16%の円高となりました。米ドルでも0.21%の円高となりました。
<商品>
原油価格は中国の原油輸入が増え、需給改善期待などから0.69%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年10月12日~10月16日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年10月19日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
2020年10月15日 主要な資産の利回り比較(2020年9月)
2020年10月14日 IMFの世界経済見通しは経済再開を受け上方修正
先週の「マーケット・ウィークリー」
2020年10月12日 先週のマーケットの振り返り(2020/10/5-10/9)
先月の「マーケット・マンスリー」
2020年10月5日 先月のマーケットの振り返り(2020年9月)
先週の注目の「マーケット・キーワード」
2020年10月12日 運用者の視点:中国の『ライブコマース』