子供向け英語番組は、中高生の文法学習にピッタリ!
本や歌などもよいですが、今の子どもたちは動画で英語を学ぶのが得意です。我が家の息子たちの場合は、アメリカでも日本でも「セサミストリート」をよく観ていて、これで英語に親しみました。ご存じの方も多いと思いますが、「セサミストリート」はアメリカ合衆国連邦政府の育児支援施策のひとつとして、1969年から親しまれているテレビ番組です。アメリカには多様な国の多様な家族が住んでいます。子どもたちが、小学校就学時に、少なくともアルファベットや10までの数を数えられるように、と国をあげて育児支援を目的につくられた教育番組なのです。
ですから、文法や発音なども正しく、安心して子どもに与えられます。また、著名な俳優や歌手、文化人などがゲスト出演し、「さまざまな分野の優れた人と出会い、一緒に学ぶこと」の大切さをアピールしています。今は番組は放映されていませんが、英語版のDVDがまだ販売されていますし、YouTubeなどでも英語版が配信されています。中学生、高校生でも、日本語なしで観る、あるいは字幕で観れば、よい英語の勉強になります。
少しやさしい教材は理解できる部分が多く安心して観られますし、定着にもよいので幼児向けの番組だからなどと思わずに繰り返し観せるとよいと思います。この他、NHK・Eテレの「えいごであそぼwith Orton」「基礎英語0 世界エイゴミッション」なども、子ども向け番組ですが、中学生ぐらいでも「なるほど」と思うような内容が満載です。NHKの番組はテキストがあったり、再放送やオンデマンドで繰り返し観られるので、忙しい中高生にもおすすめです。
柳沢 幸雄
東京大学名誉教授
北鎌倉女子学園学園長
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