
三井住友DSアセットマネジメント株式会社が、2020年7月6日~7月10日のマーケットの振り返りのマーケットについて振り返り、「1. 先週の市場動向、2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場、3.先週のメキシコペソ市場、4. 先週のブラジルレアル市場、5. 今週の主な注目材料」のそれぞれについて解説します。※本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供するマーケットレポートを転載したものです。
1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はまちまちの動きとなりました。米国株式市場は、新型コロナウイルス感染拡大が続いたものの、経済指標の改善や、ワクチンや治療薬の開発期待などが支援材料となりました。また主力ハイテク株の堅調が続いたことも上昇に寄与しました。NYダウは週間では0.96%上昇しました。日本株式市場は、週初は米国での主力ハイテク株の堅調などを好感して上昇して始まりましたが、東京などで新型コロナウイルスの新規感染者が増加したことなどを受けて下落しました。日経平均株価は週間ではほぼ横ばいとなりました。欧州株式市場は、高安まちまちとなり、DAX指数は0.84%上昇、FTSE100は1.01%下落しました。中国株式市場は、予想より強い経済指標の発表が相次いだことや、4-6月期GDPがプラス成長を回復するとの期待などから景況感が大きく改善し上海総合指数は7.31%の大幅上昇となりました。香港ハンセン指数は香港国家安全法への不透明感などから1.40%の上昇にとどまりました。
<リート>
グローバル・リートは新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感などから2.76%下落しました。
<債券>
米国の長期金利は新型コロナウイルスの新規感染者数の増加や米30年国債の入札が好調だったため、相場の支援材料となり0.025%低下しました。独英の長期金利も低下しました。
<為替>
円相場は円高方向に推移しました。新型コロナウイルスの新規感染者数の増加や米長期金利の低下などを受け、対ドルでは0.54%上昇しました。対ユーロでも小幅ながら円高となりました。
<商品>
原油価格は、新型コロナウイルスの新規感染者数増加による需要の減少などを嫌気して0.25%下落しました。

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成




2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場

(出所)FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

(出所)FactSet、Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
3. 先週のメキシコペソ市場

(注2)メキシコペソ/米ドルの騰落率はメキシコペソの対米ドルでの騰落率。
(注3)WTI原油先物価格の単位は米ドル。先々週末は7月2日。
(注4)前週比は2020年7月3日から2020年7月10日まで、前月末比は2020年6月30日から2020年7月10日まで、前年末比は2019年末から2020年7月10日まで。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
4. 先週のブラジルレアル市場

(注2)ブラジルレアル/米ドルの騰落率はブラジルレアルの対米ドルでの騰落率。
(注3)鉄鉱石はシンガポール取引所の鉄鉱石先物価格(米ドル)。
(注4)前週比は2020年7月3日から2020年7月10日まで、前月末比は2020年6月30日から2020年7月10日まで、前年末比は2019年末から2020年7月10日まで。
(出所)Bloomberg L.P.のデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年7月6日~7月10日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年7月13日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
2020年7月10日 アジア・オセアニアのリート市場は回復続く
2020年7月10日 主要な資産の利回り比較(2020年6月)
先週の「マーケット・ウィークリー」
2020年7月6日 先週のマーケットの振り返り(2020/6/29-7/3)
先月の「マーケット・マンスリー」
2020年7月6日 先月のマーケットの振り返り(2020年6月)
先週の注目の「マーケット・キーワード」
2020年7月9日 成長する『バイオ医薬品』業界