1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要株式市場はおおむね堅調に推移しました。米国や新興国で新型コロナウイルスの感染拡大が続きましたが、主要国の経済指標が景気回復を示したこと等が好感されました。米国株式市場は、南部を中心に新型コロナの感染が拡大しているものの、ワクチン開発のニュースや良好な雇用統計、半導体企業の好業績等が好感されました。NYダウは週間では3.25%上昇しました。日本株式市場は、国内での新型コロナの感染者数の増加を受けて経済等への懸念が高まり、日経平均株価は週間では0.91%下落しました。欧州株式市場は、米国市場の上昇に連れて概ね上昇しました。DAX指数は3.63%上昇。FTSE100はほぼ横ばいの▲0.03%でした。中国株式市場は、企業景況感指数が大きく改善した他、人民銀行が再貸出し金利の引き下げを行ったことなどを好感して上昇しました。香港国家安全法が施行され、7月1日には多数の逮捕者が出ましたが、相場への影響は限定的でした。上海総合指数は5.82%上昇、香港ハンセン指数は3.35%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは株式市場の上昇に連れる形で3.72%上昇しました。
<債券>
主要市場の10年国債利回りは、景気回復への期待の高まりや、財政支出拡大による国債の発行増加懸念等を受けて上昇しました。米国の長期金利は0.028%上昇しました。日独英の長期金利も上昇しました。
<為替>
円相場は円安方向に推移しました。海外の経済指標が概ね景気回復を示し、市場全体でリスク選好度が高まったこと等が要因です。対ドルでは0.27%下落しました。対ユーロでも円安となりました。
<商品>
原油価格は、景気回復による需要の戻りを期待して5.61%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年6月29日~7月3日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年7月6日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
2020年6月30日 コロナショックの不況下での株高
先週の「マーケット・ウィークリー」
2020年6月29日 先週のマーケットの振り返り(2020/6/22-6/26)
先月の「マーケット・マンスリー」
2020年7月6日 先月のマーケットの振り返り(2020年6月)
先週の注目の「マーケット・キーワード」
2020年6月29日 日本コロナ禍の影響から生産の『国内回帰』が進む