2020年6月15日～6月19日のオーストラリアマーケット動向

為替

先週の豪ドルの対円レートは、ほぼ横ばいとなりました。新型コロナ感染第2波への警戒感と経済再開による景気回復期待がせめぎ合う中、多少の上げ下げはありましたが、週間で見ると豪ドルの対円レートはほぼ横ばいでの推移となりました。

（注）左グラフは2019年6月19日～2020年6月19日、右グラフは2020年6月12日～2020年6月19日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

金利

先週の豪州3年国債利回りは、若干低下しました。豪州3年国債利回りは低下してスタートしましたが、その後は新型コロナ感染再拡大に対する懸念と経済活動再開に対する期待の狭間で小動きとなりました。週間では豪州3年国債利回りは若干の低下となりました。なお、豪州準備銀行（RBA）が6週連続で国債購入を見送っています。

（注）左グラフは2019年6月19日～2020年6月19日、右グラフは2020年6月12日～2020年6月19日。
（出所）リフィニティブのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

株式

先週の豪州株式は、上昇しました。北米の多くの州や北京市において新型コロナの感染者増加が報じられるなど、感染第2波への警戒感が高まりましたが、米連邦準備制度理事会（FRB）や日銀による資金繰り支援の拡充や米国での1兆ドル規模のインフラ投資検討報道などからリスク選好の動きが強まり主要市場の株価は堅調に推移しました。豪州株式も同様の動きとなり、週間では上昇となりました。

（注）左グラフは2019年6月19日～2020年6月19日、右グラフは2020年6月12日～2020年6月19日。
　　　株式指数は、MSCIオーストラリア指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

リート

先週の豪州リート指数は、上昇しました。豪州では行動制限の緩和が進み、経済再開の動きが強まっています。豪州債券利回りは低下し、豪州株式が上昇したこともあり、豪州リート市場は上昇しました。

（注）左グラフは2019年6月19日～2020年6月19日、右グラフは2020年6月12日～2020年6月19日。
　　　リート指数は、S&PオーストラリアREIT指数（配当込み、現地通貨ベース）。
（出所）FactSetのデータを基に三井住友DSアセットマネジメント作成

※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください（見当たらない場合は関連記事『2020年6月15日～6月19日のオーストラリアマーケット動向』を参照）。

（2020年6月23日）