1. 先週の市場動向
先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は、米国の金融、財政政策や景気指標の改善を好感して上昇しました。米国株式市場は、新型コロナの感染第2波への警戒感の高まりは重しとなりましたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)が市場から社債を購入すると発表したことや、トランプ政権が1兆ドルのインフラ投資を計画との報道、5月小売売上高が大幅に改善したことなどが好感され上昇しました。NYダウは週間では1.04%上昇しました。日本株式市場は、米国の金融、財政政策や景気指標の改善を受けて、日経平均株価は0.78%上昇しました。欧州株式市場は、米国での金融政策、財政政策に向けた期待や好調な米経済指標などを好感して、DAX指数は3.19%、FTSE100は3.07%上昇しました。中国株式市場は、米中対立激化懸念がやや後退したことなどを好感して、上海総合指数は1.64%、香港ハンセン指数は1.41%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは新型コロナの感染第2波への警戒感などから1.31%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米経済指標の改善などは金利上昇要因となりましたが、新型コロナ感染拡大懸念などを受けて0.01%低下しました。日本、ドイツ、英国の長期金利は小幅に上昇しました。
<為替>
円相場は円高方向に動きました。対米ドルでは、新型コロナの感染拡大リスクなどにより0.47%上昇しました。対ユーロでも1.18%上昇しました。
<商品>
原油価格は、石油輸出国機構(OPEC)が公表した協調減産の高い順守率などを受け9.62%上昇しました。
2. 先週のアジア・オセアニア株式・リート市場
3. 先週のメキシコペソ市場
4. 先週のブラジルレアル市場
5. 今週の主な注目材料
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2020年6月15日~6月19日のマーケットの振り返り』を参照)。
(2020年6月22日)
先週の注目の「マーケット・デイリー」
2020年6月19日 原油価格は経済活動再開を背景に上昇(2020年6月)
2020年6月16日 中国の鉱工業生産は2ヵ月連続プラス(2020年5月)
先週の「マーケット・ウィークリー」
2020年6月15日 先週のマーケットの振り返り(2020/6/8-6/12)
先月の「マーケット・マンスリー」
2020年6月3日 先月のマーケットの振り返り(2020年5月)
先週の注目の「マーケット・キーワード」
2020年6月15日 ロックダウン解除と『感染再拡大』と経済